
教育

高等学校 課外教室紹介
纏う(まとう)ことは、未来を選ぶこと(1泊2日)
「あなたは、どのように服を買い、身に着け、捨てていますか」。この問いから始まる6カ月に渡るプロジェクト学習です。朝、クローゼットを開けて今日の一着を選ぶ。私たちが毎日繰り返している、小さくて個人的な日常です。でもその一着があなたの肌に触れるまでにどんな風景を通り、どんな人の手を渡ってきたのか。そこに思いを馳せたとき、ファッションは世界とつながる一番身近な「言葉」に変わります。今ファッションの世界が大きく変わり始めています。消費して終わるサイクルから一着の背景にある「命」や「環境」に誠実に向き合う行動変容を目指します。次のように時間をかけて学びを積み上げていきます。6~8月は「知って、感じる」。映画『ザ・トゥルー・コスト』を視聴し、意見交換をします。書籍『わたしの服はどこからきてどこへいくの?』を輪読し、アパレル産業の課題に出会います。一般社団法人エシカル協会が派遣する専門家からのインプットトークとワークショップを行います。京都に1泊して「循環フェス」を運営するヒューマンフォーラム社と実行委員会を訪問し、取材します。9~11月は「悩んで、創る」。文化祭で「0円マーケット」という古着の譲渡会を開催し、運営します。衣類の循環率を上げる工夫を考え、効果測定をします。12月は「巻き込んで、動く」。衣類のサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現に向けた行動計画を立てます。学内外の人々を招いて社会に問いかけ、一歩を踏み出すイベントを開催します。この企画は、エシカル協会、ヒューマンフォーラム社、循環フェス実行委員会、世田谷区環境政策部気候危機対策課の協力を得て、社会とつながりながら進めていきます。エシカルなファッションの潮流をつくることは、最短距離で答えが出るものではありません。あえて時間をかけて悩み、対話し、泥臭く形にしていくTry & Learnの過程を大切にしています。さあ、ともにエシカル・ジャーニーに出発しましょう。
実施コース紹介 2026年度