学校生活
中学校では、中学3年生の希望者を対象としたオーストラリア・クイーンズランド州での短期留学を実施しています。3年目の実施となる今年は、3月21日から4月2日までの13日間、111名の生徒が参加して行われました。現地の様子を報告します。
◆【3月21日~24日】
中学3年生の参加希望者の生徒たち111名は、この留学に向けて事前学習としてオーストラリアの文化の学習、オンライン交流会、現地で披露する出し物の準備を重ねてきました。
出発日、予定通りグループごとに成田空港へ集合し、元気よく出国しました。
機内で1泊し、ブリスベン空港に到着しました。到着後は、ブリスベン市内を観光し、レストランでランチタイム。ハンバーガーのサイズの大きさに驚きました。そして各グループが現地校に到着し、ホストファミリーと緊張の出会い。いよいよホームステイが開始されました。
土曜日、日曜日はホームステイ先で過ごし、3月24日(月)から学校が始まりました。この短期留学で多くのことを経験し、どのような成長を見せてくれるのでしょうか。楽しみにしています。
◆【3月24日~26日 学校体験】
3月24日(月)から、現地の学校を訪れて学校体験を行なっています。各学校にはバディ制度があり、成城学園の生徒一人につき、1~2人のバディがつきます。最初の頃は、緊張もありましたが、一緒にランチを食べたり、バディの授業を一緒に受けたりしていく間に、あっという間に距離が近づき仲良くなってきました。
オーストラリアでは、各学校で特徴のある教育が行われており、成城学園の生徒のために「ドラム」「バレーボール」「お菓子作り」「ドローン」「野球」「ロボット」「STEM」など多くの授業を行なってくれました。
また、近くの動物園を訪れてオーストラリア特有の動物とも触れ合ってきました。
◆【3月27日~最終日 現地校訪問】
オーストラリア短期留学の後半の様子をグループごとに紹介します。
今年度は、111名の生徒が6校に分かれて、現地校訪問を実施しました。
Group 1 Narangba Valley State High School
Group1では、バディのクラスを中心に交流を深めていきました。 日本語とスペイン語の授業を担当しているカロ先生(写真中央)は、日本語が堪能で生徒からも愛されていました。
Farewell party(お別れ会)では、成城学園の生徒達が自分たちで考えた出し物をしました。 Group 1では、日本のことをもっと知ってほしいという思いから、クイズを作成し現地の生徒に答えてもらいました。また、けん玉にも一緒にチャレンジしていました。 ホストファミリーやバディとの別れを惜しむ生徒がたくさんいて、充実した生活を送れていたのだと感じました。
Group 2 Holland Park State High School
「technologyの授業」木の板をベースにして、レーザーを使って名前を彫ってもらいます。グルーガンやカラーペンを使って板にデコレーションをしました。
「Artの授業」 オーストラリアの伝統的な絵画を模してデザインをしていきます。描かれている一つ一つに意味があり、雨や虹、人、集会などのイラストを用いてストーリーを作りました。
Farewell party(お別れ会)では、日本人生徒によるお礼のプレゼンテーションとして「福笑い」を実施し、とても盛り上がりました。 最後にはお世話になったバディとともに記念撮影を実施しました。
Group 3 Earnshaw State College
3/27(木) 現地の小学生に日本語を教え、その後伝言ゲームをして交流を深めました。興味をもって一緒に楽しんでくれたため、友情が深まりました。
3/28(金) Harmony Day assembly(全体集会)にてソーラン節や日本舞踊を現地の小学生と共に披露しました。観客からも掛け声があり、大好評でした。また、休み時間や授業を通してバディと友好関係を築いていきました。
3/31(月) いよいよ別れの時。ホストファミリーや現地校のバディとの別れを惜しんで涙を流している生徒もおり、充実した日々を過ごすことができたと改めて実感しました。 Farewell partyでは、入国前から練習してきたダンスを披露し、手拍子と共に盛り上がりました。最後にお別れの挨拶をし、お世話になった先生やホームステイコーディネータの方に色紙を渡し、笑顔で終えることができました。
Group 4 Burpengary State Secondary College
3/27(木)Global Leadership Programでは、コミュニケーションの重要性を理解する学びをしました。教室内ではSDGsについて考えたり、外ではSDGsを題材にチョークアートをグループごとに作成したりと楽しい授業が沢山ありました。
3/28(金) Wildlife Showの授業では、オーストラリアに生息する動物と触れ合いました。また、Indigenous cultureの授業では、アボリジニの絵文字でそれぞれがアートを作ることもしました。 週末になって、初日よりも英語を使って話したり、積極的なコミュニケーションが目立ちました!
3/31(月)Farewell Party(お別れ会)では、成城学園の生徒が折り紙の手裏剣の作り方をバディに教える活動を行いました。涙を流して別れを惜しむ生徒もいて、バディとの最後のひと時を楽しみました。
Group 5 Palm Beach-Currumbin State High School
3/27(木)ビーチ散策とバディ・プログラムの生徒とボードゲームを使った交流の時間が取れました。広大なビーチでリラックスした後、現地校の生徒と親しく交流していました。
3/31(月)Farewell Party(お別れ会)では、生徒のアイディアで「だるまさんがころんだ」を現地校生徒と行い、最後の時間を惜しみながら親睦を深めました。
Group 6 Mabel Park State High School
日々の授業を通じて、オーストラリアの文化や歴史について学ぶ機会が多くありました。またランチタイムなどでは一緒に食事をしたり、サッカーをしたりと、バディ(現地校の生徒)と積極的に交流する姿が見られ、仲も大きく深まりました。
最終日のフェアウェルパーティーでは、修了証とメダルを受け取りました。成城生からは恋ダンスの出し物を行い、大いに盛り上がりました。バディとの別れを惜しみながらも、充実した時間を過ごすことができました。