学校生活
3月23日から30日までの6泊8日の日程で、南イタリアのシチリア島を周遊し、その後首都ローマを訪れる旅、課外教室「南イタリアの世界遺産を巡る旅 ~シチリア島周遊とローマ~」が行われ、生徒29名、教員2名、合計31名が参加しました。旅の様子を報告します。
◆【出発~1日目】
今年からシチリア島とローマに特化した新コースがスタート。シチリア島を訪れる高校の研修は非常に珍しく、その魅力をじっくり探究します。
3月23日、羽田を出発し、イスタンブール経由でパレルモへ。約18時間の旅を経て到着。世界遺産モンレアーレ大聖堂の金箔モザイクに圧倒され、ノルマンニ宮殿の荘厳な装飾に感動。昼食はシチリア名物ボッタルガのパスタを堪能しました。午後はパレルモ大聖堂へ。華麗な外観に歴史の重みを実感。長い一日を終え、ホテルへ。明日はパレルモ市内を巡り、アグリジェントへ行きます。
羽田空港出発
モンレアーレ大聖堂
ノルマンニ宮殿にて
◆【2日目(3月25日) シチリア島】
曇り空の中、パレルモを徒歩で散策。マッシモ歌劇場の壮麗な外観に感動し、活気あふれる野外市場でシチリアの暮らしを体感しました。自由時間には生徒たちがジェラートを楽しむ場面も。
午後はバスでアグリジェントへ。霧と雨の中を約2時間走り、世界遺産「神殿の谷」を訪問。ユノー神殿・コンコルディア神殿・ヘラクレス神殿を巡り、神殿とティレニア海の絶景に感動しました。最後に州立考古学博物館を見学し、本日の行程を終了しました。
マッシモ歌劇場前
コンコルディア神殿
州立考古学博物館にて
◆【3日目(3月26日) シチリア島】
晴天ですが、気温13℃と肌寒い中、丘の上の街「ピアッツァ・アルメリーナ」へ向かいました。途中、バスが警察の取り締まりで一時停止するハプニングも。まずは大聖堂を見学し、その後、世界遺産 ビッラ・ロマーナ・デル・カザーレ へ。豪華なモザイク画に圧倒されました。そして昼食はアグリツーリズモで絶品アランチーノに舌鼓を打ちました。
昼食後は陶器の街カルタジローネへ行きました。そこでは観光列車に乗り、名物の陶器の階段を登り絶景を堪能。 充実の1日を終え、宿泊地シラクーサへ向かいました。
ピアッツァ・アルメリーナ 大聖堂にて
別名チューチュー列車に乗車
サンタ・マリア・デル・モンテ大階段にて
◆【4日目(3月27日) シチリア島~ローマ】
本日は快晴の中、シラクーサのネアポリス考古学公園を見学しました。ギリシア劇場は圧巻でした。見学後はカターニャ空港に向かい、航空機にてローマへ移動しました。
ローマ・フィウミチーノ空港に到着後は予定を変更して地元スーパーマーケットで買い物です。生徒たちは大興奮。 沢山の品を買い込んでいました。夕食はピザを堪能し、ホテルへ直行し4日目を終了しました。
ネアポリス考古学公園ギリシア劇場にて
同石切場洞窟前にて
4日間お世話になったガイドの山崎さんとカターニャ空港にて
◆【5日目(3月28日) ローマ】
今朝はゆっくりのスタートです。まず真実の口を見学。伝説では、嘘をつくと手が抜けなくなると言われていますが、幸い全員無事でした。その後、ナボナ広場を散策。雨の中でしたが、昼食は各自でローマ料理を楽しみました。
午後はヴァチカン美術館へ。今年はジェビレオ(聖年)のため入場規制が厳しく、寒い中で長時間待機。しかしシスティーナ礼拝堂の『最後の審判』を目にすることができた時は、待った甲斐があったと思いました。夜はホテル近くのレストランで生徒たちが自由にオーダーして好きな料理を食べる夕食でした。歴史・芸術・美食を満喫した一日でした。
真実の口にて
ヴァチカン サン・ピエトロ広場にて
ヴァチカン美術館にて
◆【6日目(3月29日) ローマ~帰国】
イタリア滞在も最終日。夕刻の便でローマを経由し、日本へ帰国します。午前中は コロッセオ を外観見学。その壮大さに生徒たちは驚いていました。続いて トレヴィの泉 へ。FENDIの大掃除で美しくなった泉は大混雑でしたが、全員コインを投げ入れることができました。願いは叶うでしょうか?その後 スペイン広場 で一旦解散し、自由行動。生徒たちは買い物や昼食を楽しみ、最後のイタリアを満喫しました。
夕刻、ローマ・フィウミチーノ空港へ。団体客が多く、チェックインに時間がかかり、そのまま搭乗ゲートに直行でした。イスタンブール乗り継ぎもトイレ休憩の時間が取れるくらいでしたが、無事に羽田行きの便に乗れました。羽田には定刻で到着。全員無事に帰国することができました。生徒は口々に「短かった!」と言っていました。それだけ思い出に残る楽しい旅だったと思います。
それでは6泊8日の課外教室「南イタリアの世界遺産を巡る旅」の報告を終わります。
コロッセオにて
トレビの泉にて
スペイン階段にて
帰国