学校生活
2月26日(水)に、中学2年生を対象としたキャリアガイダンスを行いました。中学生のキャリアガイダンスは、中学生が高校へ進学してから社会人に至るまでの様子や状況を概観し、自身の将来について考えるきっかけにしてもらうことを目的として、1年生から3年生まで継続して行っています。
2年生のキャリアガイダンスのテーマは「大学ってどんなとこ?」。成城学園出身の先輩である大学生、大森涼奈さん(上智大学)、髙橋果歩さん(成城大学)、中山太智さん(慶應義塾大学)、長谷川夏恋さん(学習院大学)の4名に登壇してもらい、話を聞きました。
前半は、「中学生活の中で一番印象的に残っていること」や「中高と大学との違いで驚いたこと」について、自身の経験を振り返りながら話してもらいました。大学では履修を自由に組める等、中学校や高校と比べて自分で選択できることが多くなります。一方、自由に選べることが増える分、自分で計画を立てて勉強することや、自主的に知識を身につける姿勢が必要とされると話してくれました。
後半は「中学生のとき、将来やりたかったことは?」「大学でやりたいこと(大学の学部学科)はいつ頃、どうやって考えましたか?」「大学卒業後の夢や目標って何ですか。それはいつ決まりましたか?」といった進路選択や将来に関する質問にも答えてくれました。大学入試の話題では、一般入試のほか、総合型選抜入試を受けた先輩のお話もあり、先輩たちがどのように進路や受ける入試方式を決めたのか、詳細に語ってくれました。
最後は大学生一人ひとりから中学生へアドバイスをもらいました。「大学生になると、授業やアルバイトで忙しくなります。勉強のプレッシャーに追われることもあります。今は友達と遊んだり、部活に打ち込んで楽しんでください」「大学には今のようなクラスというものがないので、なかなか友達と会えなかったりします。今あるクラスの人との関わりを大事にしながら、楽しい時間を過ごしてください!」「大学では自分で決めなくてはいけないことが多くなります。自由を与えられる反面、自分はどうしたらいいのか分からなくなるかもしれません。今のうちから、自分は何が好きか、何をやりたいのか見つけておくといいと思います」「勉強をしておいて損をすることはありません。進路の選択肢も広がります。日々の生活を楽しみつつ、高校生になったら勉強のことも考えて過ごしてみてください」。今のかけがえのない生活を大事にしながら、将来に向けて頑張ってほしいというメッセージやエールが送られました。
先輩たちそれぞれの経験談や今の思いを、熱心に聞いていた生徒たち。高校生や大学生になった自分を想像し、将来自分が何をしていきたいかを考える貴重な機会となりました。
テーマは「大学ってどんなとこ?」。登壇した大学生の先輩にさまざまな話を聞きました。
対面した中学生の印象を聞くと「元気で、リアクションが良い!」と答えてくれました。
今年アメリカへ留学する予定の大森さん。留学に興味がある人は留学しやすい環境の学校を調べて受験するのも選択肢の一つとアドバイスしてくれました。
これから就職活動が始まる髙橋さん。大学生も中高生と同じように悩みながら自分の将来を考えていると話してくれました。
本が好きで、中学生の頃から文学部に進学したいと決めていた中山さん。ラグビー部に所属し多忙だった高校生活の中で、総合型選抜入試を受けた経験談を語ってくれました。
大学の理学部で物理を学んでいる長谷川さん。研究者になるため、大学院に進学したいと話してくれました。文系学部と理系学部の違いも教えてくれました。
メモを取りながら集中して聞く2年生。
大学生の話を聞いて、自分が将来どうしていきたいかを考える貴重な時間になりました。