学校生活
中学校高等学校では、生徒たちが卒業生、教職員と連携しながら、実社会との繋がりを通じて自身の現状を適切に分析し、目指す将来・夢・目標を実現するための思考力を身につけることを目的としたオリジナルプログラム「SAIL(セイル)」を2023年にスタートしました。
2月15日(土)にSAILプログラムの一環として、「思考・発想ワークショップ」と題した講座が開講され、 Rootin’代表の髙木生太さんが講師を務め、3名の生徒が受講しました。「中学生、高校生の間にどんなことをしたいか」。髙木さんからの問いかけに生徒から様々な目標が語られました。ワークショップの導入では、様々な目標を言語化して人に伝えることについて、そしてビジネスモデルを作る際の事業計画書の作成のノウハウについて学びました。次のステップでは「プロ野球の球団運営を任されたと仮定し、ビジネスモデルキャンバスを活用し、球団の課題と解決に向けた施策の提案をしよう」というテーマで、ワークショップを行いました。ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスをいくつかの視点から言語化し、可視化することで、その事業の構造を理解するといったフレームワークです。これにより現状を把握し、改善点を見つけ、施策を立案することができます。そして最後のテーマは、この日学んだ「現状を言語化し、課題を見える化する」ことを念頭に「生成AIを活用した教育事業を立ち上げてください」というものでした。ChatGPTをはじめとする生成AIで、何が可能になるのか、生成AIを企業はどのように活用しているのかなど、髙木さんから説明を聞きながら、これからの教育がどのように変わっていくかを議論しました。約3時間の取り組みでしたが、新しい知識やノウハウをインプットし、ワークショップを通してアウトプットすることで、新しい知識が使えるものになり、ノウハウを定着させていくことができました。
目標を言語化し、人に伝えることで、応援してもらえたり、仲間を増やせたりすると語る髙木さん
ビジネスモデルキャンバス作成の応用として「生成AIを活用した教育事業の立ち上げ」をテーマに取り組みました
Rootin'について
Rootin’は「成城」にルーツ(Root)を持つ仲間を応援(Rooting)するために2020年に有志で設立された完全会員制/紹介制の成城学園限定の組織。現中高生/大学生(成城卒他大生含む)/成城卒社会人の繋がりを強め・活性化するためのプラットフォームの提供および様々な企画を実施しています。