学校生活
4月7日(日)、午前に中学校の第78回入学式、午後に高等学校の入学宣誓の会(第77回入学式)を澤柳記念講堂で挙行し、中学生252名、高校生283名が入学しました。会場には在校生、保護者の皆様、教職員が出席し、新入生を温かい拍手で迎えました。
中学校入学式では、中村校長から、「勉強とは先生から教科を学ぶことだけではありません。本当の勉強とは自分の頭で筋道を立てて考えられるようになること。時には友達から学ぶこともあるでしょう。友達も自分と同じように大切にして、成城学園での日々を過ごしてください。」という式辞が贈られました。また、戸部学園長は祝辞で「創立者澤柳政太郎博士は、学校は美的なところでありたいと述べています。目標をみつけ、それについて一生懸命になることがすなわち、美的であるということです。成城学園はいつでも一生懸命なみなさんを応援しています」と話しました。続いて在校生代表祝辞では、山の学校で仲間に励まされながら槍ヶ岳に登頂した経験から「山の学校はまさに成城学園の在り様そのもの。挑戦を応援してくれる仲間や先生たちがたくさんいます。新入生の皆さんも大切な仲間と一緒にいろいろなことに挑戦してください。」という後輩への言葉が贈られました。最後に新入生代表から「私たちは東日本大震災のあった年に生まれました。当たり前の日常を送れることに感謝しながら、一日一日を大切に過ごしていきたい」と素直な答辞が述べられました。
午後に行われた高等学校の入学宣誓の会では、中村校長は詩人工藤直子の「わたしはわたしの人生から出ていくことはできない ならば ここに花を植えよう」という詩を紹介し、「人生には答えが出ない問題に直面することがたくさんあります。でも自分の人生から逃れることはできません。困難な経験を糧として自分の中に花を育てていってほしい。」と式辞を贈りました。そして、新入生代表の答辞では、「高校生活は将来に向かって走り出すとき。大きな分岐点に立って不安もありますが、一人では抜け出せない闇も仲間がいればともに乗り越えられると信じて3年間を思いきり楽しみたい」という力強い決意が述べられました。
入学式を終えた新入生たちからは、緊張もありつつ、希望に満ち溢れた表情を見ることができました。仲間ととともに、充実した学校生活を過ごせるよう祈っています。ご入学おめでとうございます。
中学校
入学を祝うかのような満開の桜
一人ずつ名前を呼ばれ返事をする新入生
中村校長式辞
戸部学園長祝辞
在校生代表祝辞
新入生代表答辞
高等学校
会場中から温かい拍手で迎えられ新入生入場
新入生代表答辞
答辞を受け取る中村校長
最後は全員で校歌斉唱