学校生活
2023年3月21日、新型コロナウィルス感染症の流行以降途絶えていた交流が、ようやく再開されました。
高等学校現2年生7名、現3年生1名、教員2名の10名が、30年以上にわたって姉妹校として交流している、アメリカ合衆国メリーランド州にあるマクダナ校を訪問しました。少し緊張していた生徒たちでしたが、温かいホストファミリーに迎えられて、とても前向きな気持ちでスタートすることができました。全校集会では、日本語の挨拶を紹介するスキットを披露し、廊下ですれ違うマクダナ生たちが「おはよう!」「こんにちは!」と日本語で声をかけてくれるようになりました。オープンで明るいマクダナ生や先生方のおかげで、たくさんの友達を作ることができ、パートナーと一緒に授業や部活動に参加したり、週末はホストファミリーと遊びに行くなどして、アメリカの高校生活を体験することができました。アメリカの学生の意識の高さ、積極的な姿勢を育てる授業形式など、多くの刺激を受け、これからの自分がどうあるべきか考えるきっかけにもなったようです。マクダナ校の小・中学生と交流する機会もあり、「じゃんけん列車」や「だるまさんが転んだ」、折り紙などの遊びを通して日本に興味をもってもらうことができ、たくさん質問してくれる小学生もいました。また、国際交流担当のボイル先生のご尽力により、ワシントンD.C.や南北戦争の激戦地であるゲティスバーグを訪れる機会を与えていただき、歴史の先生による詳細な説明を聞きながらアメリカの歴史を学びました。
あっという間の2週間が過ぎ、別れ難い気持ちで胸が張り裂けそうになりながら、ホストファミリーと再会を約束して帰途につきました。帰国後は、少しでも多くの生徒に海外研修への興味を持ってもらいたいと考え、1学期の始業式ではスライドを作成して全校生徒に話をしてくれました。マクダナ校での体験が一つの糧となり、彼らの国際交流の意識はこれからも更に高まっていくことでしょう。
全校集会で日本語の挨拶を紹介しました。「ありがとう」「どういたしまして!」が会場に響き渡りました。
小学生もスキットを楽しんでくれました。
折り紙に興味津々です。
「だるまさんが転んだ」は真剣勝負!
日本文化を紹介するプレゼンテーション。日本の季節行事、漫画・アニメ、食事・和菓子、音楽について説明しました。
校長先生ともお会いしました。集会でのスキットをとても褒めてくださいました。
笑顔いっぱいでダンスの授業にも参加しました。
ゲティスバーグでは、実際の戦いを想像しながら説明を聞きました。
ワシントンD.C.では日本から送られた桜が満開で、日米交流の歴史を実感しました。
最後の朝、涙をこらえながら記念撮影。絶対にまた会おう!と固く約束していました。