学校生活
今年度から高校生の新科目「ゼミナール」がスタートしています。この科目は、目まぐるしく変化する激動の時代を生き抜くために必要な、自ら「読む」「調べる」「考える」力、そして他者に「伝える」力をつけることを目指して設定したものです。生徒たちは、テーマを見つけ、それを掘り下げて、調べたことをまとめ自らの考えを発表する一連の活動を1年かけて行います。今年は高校2年生がゼミナールに取り組みます。初回となる4月15日(土)、科目の全体像の説明とこれからの活動の足がかりとなる簡単なワークを通して考え方、進め方を学びました。
はじめにこのゼミナールで生徒たちをサポートしてくれる株式会社トモノカイの方から、この授業で行う「探究学習」についての説明がありました。探究学習とは、答えのない問いに対して情報を集め、自分なりの考えをまとめて他者に伝えていくこと。興味のあるテーマを見つけて、そのテーマをもっと好きになれるように、「考える」「調べる」を繰り返しながら心ひかれる発見や驚き、疑問や反論、予想や連想などを見つけていこう、という説明がありました。このゼミナールでは探究学習をするうえで「テーマワンダリングマップ」というものを作成して探究テーマを掘り下げていきます。その作り方を教えていただき、さっそく好きなこと、興味あることをテーマに初めてのマップ作りに挑戦しました。
この科目ではサポート役として大学生・大学院生のメンターの方々が参加して生徒のそばでこの取り組みを支えてくれます。初回からさっそく生徒たちに積極的に話しかけ、テーマの見つけ方や進め方の相談や質問に応じてくれました。
2週目から、履修者223名が7つのグループに分かれ、各自がテーマを見つけ、考え、調べ、まとめる本格的なゼミナールの授業がスタートします。
初回は全員合同で説明を聞きワークに取り組みました。2回目から7つのグループに分かれて活動します
1つのテーマを中心に、思いついた疑問や感想、そこから派生する新たなことがらを線で繋いで広げていく「テーマワンダリングマップ」について学びました
初めてのマップ作りに挑戦
テーマを決め、「考える・調べる」のサイクルを最低1回やってみることがこの日の目標でした
9名の先生方がサポートしてくれます
大学生のメンターも参加。積極的に生徒たちに話しかけて、探究活動をサポートしてくれます
テーマからどんな疑問や感想が浮かんだか発表してもらいました。1つのテーマに対してたくさんの疑問が浮かんだようです
どのように考え、どう進めたか、自分の思考の流れや取り組みの記録を後から辿れるようにログをつけながら進めていきます