学校生活
3月19日(木)、中学校の卒業証書授与の会(第73回卒業式)が行われました。春らしい青空が広がる中、女子130人、男子101人の計231人が、中学校を卒業しました。
先に行われた高等学校の卒業式同様、新型コロナウイルス感染症の影響で、大人数が一か所に集まることを避けるため、澤柳記念講堂での式典は取りやめられました。卒業生はそれぞれの教室に集合。001教室から校長祝辞、卒業生代表答辞を中継し、各教室でサイネージ画面を見る形での実施となりました。
石井校長は祝辞で、日常とは違うこの3週間について振り返りながら、「自分の毎日の素晴らしさをもう一度見つめ直してみてください。卒業というこの特別な日を、普通に過ごせることがどれほど幸せなことであるのか感じてみてください」と語り掛けました。
また、卒業生の答辞では、中学校生活で経験したさまざまなことについて「自らの身に降りかかってきたことを精いっぱい楽しむことで、とてもおもしろい貴重な経験をすることができた」と振り返り、この非日常な状況の中でも、「みんなと一緒に少しでも前に進んでいきたい」と力強く話しました。
001教室からの中継後、担任の先生が卒業生一人ひとりに卒業証書を授与。先生は、「この3週間、クラスのみんながいない学校は静かでつまらなかった」と話し、「みんなと過ごせてとても楽しかった。でも、これから進んでいく中で、『あの時はよかった』と振り返るだけではなく、これからをもっと楽しく過ごしてほしい」と高校へ進む生徒たちへエールを送りました。生徒たちは、「私たちを見守ってくれてありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えながら先生へプレゼントを手渡し、温かい笑顔いっぱいの卒業式となりました。
多くの生徒が学園高校に進学しますが、中学校の卒業式は義務教育が終わる一つの大きな区切り。いつもとは違う形になりましたが、規模が小さいからこそ、先生方の卒業を祝う気持ちがいつも以上にストレートに生徒たちへ伝わった会となりました。卒業おめでとうございます。
001教室で校長式辞
生徒たちは教室で静かに石井校長の言葉に耳を傾けていました
在校生代表答辞
教室で担任の先生から卒業証書授与
先生から生徒へ、最後まで伝えたいことがたくさん
先生の話を真剣に聞く生徒たち。涙ぐむ姿も
生徒から先生へ、感謝の気持ちを込めてプレゼント
最後は一本締め!