第26回合唱コンクールが終わり、これで2学期に予定していたすべての学校行事が無事終了しました。今年の合唱コンクールは、リニューアルされた澤柳記念講堂に会場を戻しての開催となり、開場前から長蛇の列ができて、この日を楽しみにされていた保護者の皆様の期待の大きさを知ることが出来ました。当日は、学年合唱を含め、各クラスのレベルの高い歌声が響き、審査員泣かせのコンクールとなりました。今回のゲストは、唯一金賞を受賞した三年竹組代表の二人に来てもらい、本番までの苦労やその思いを聞いてみました。
— | 合唱コンクール金賞受賞おめでとう。まず、率直な感想を聞かせて下さい。 |
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Ke: | 僕は、伴奏を担当しましたが、去年の合唱コンよりとても緊張しました。結果的に、みんなと団結出来て良かったです。 |
— | ピアノ、上手かったね。何歳からやっているの? |
Ke: | 3歳から習っています。 |
— | Ka君の感想は? |
Ka: | 僕らが中1の時、当時の3年生が同じ『明日への扉』を歌っていたのが印象的で、どうしてもこの曲で、指揮をやりたいと思っていました。偶然、同じ3年竹組、同じ曲、同じ3番目の順番だったので、何か運命を感じました。 |
— | 指揮を担当して、苦労したことはありますか? |
Ka: | 色々とあります。みんなをまとめ上げるようなイメージの指揮を目指していたのですが、なかなかうまく行きませんでした。やっと自分なりに完成したのが、本番直前の3日前でした。ずっと悩みながらやっていました。 |
— | 大変だったね。Ke君の苦労談は? |
Ke: | 普段一人で出るコンクールと違い、39名のクラスメートと一緒なのでとても緊張しました。 |
— | コンクールに出たことあるの? |
Ke: | はい。小学6年生の時に全日本学生音楽コンクールの小学校高学年部門に出ました。 |
— | 学校の部活動は水泳部に所属し、ピアノも習っているんだ。すごいね。合唱コンクールの話に戻るけど、当日の完成度は、どうだったの? |
Ka: | 200点の出来でした。恋の歌なので気持ちを込めて歌えば、必ず上手に歌えると思い、絶対に良い歌になると信じていました。 |
Ke: | 僕も満点です。竹組は、ほのぼのとしたクラスなので、適度の緊張感を持って歌えたことが良かったと思います。 |
— | 他のクラスで、良いと思ったクラスはありますか? |
Ke: | 桧が、とても良かったと思います。 |
Ka: | 僕は、桂と松かな。中でも1番最初に歌った桂の印象が強く、桂に取られたかなと思いました。 |
— | でも、結果的には、君達の竹組が金賞。勝因は何だろうね。 |
Ka: | この曲であれば、必ず優勝できると信じていました。曲への思い入れも強いものがありました。中学校生活最後の行事になるので、頑張りました。 |
Ke: | それから、クラスの団結力がものをいう合唱コンなので、(コンクールに)1年生にも参加させてあげたかったです。 |
— | 色々と聞かせてもらって有難う。それでは、最後に将来の夢を聞かせて下さい。 |
Ka: | 今回の指揮を通して、一人一人を見極め、みんなをまとめることが出来た経験を活かし、みんなを良い方向に導けるような職業に着けたらいいなと思います。 |
Ke: | 僕は、人に夢を与えるような仕事に着きたいと思います。 |
— | 今日は、協力有難う。それでは、期末テストも頑張って下さい。 |
合唱コンクール前の1~2週間は、校舎内に生徒達の歌声があちらこちらで聞こえる盛り上がりとなります。音楽専門の学校でもないのに生徒の歌声が響く校舎、何となく心豊かな気持ちになります。毎年恒例となった職員合唱では、「Love Love Love」と「GUTS!」が披露されました。生徒達を喜ばせようと「嵐」の完コピの為、夜遅くまで振りの練習をしたそうです。当然、当日は大歓声で先生方の歌声が聞こえないほどでした。でも、生徒と先生が行事を作り上げていく一体感を感じることが出来た心温まる1日でした。
最後になりますが、成城の街もクリスマスのイルミネーションでライトアップされ、また1年が終わろうとしています。少々早いかも知れませんが、皆様良いお年をお迎え下さい。