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  • 2015.09.25

    博学深究 10 メドレーリレー・チームの団結

    博学深究 佐藤卓

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 2学期がスタートし、日焼けした生徒達の笑顔が戻って来ました。成城学園中学校の2学期は、校内大会(スポーツ大会)から始まり、運動会、文化祭、強歩大会(マラソン大会)、合唱コンクールと目まぐるしく行事が続きます。勿論、その間に中間テスト、学期末に期末テストがあり、行事と勉強の切り替えをいかに要領よくさせるかが、指導のポイントになります。夏休みにたっぷりと充電したパワーを学校生活で発揮してもらいたいと思います。
 今回のゲストは、夏休み中に秋田県で行われた第55回全国中学校水泳選手権の400mメドレーリレーに出場した5名の生徒に来てもらい、全国大会の感想などを聞いてみたいと思います。

常任委員長と副委員長に聞く

全国大会出場おめでとう!
皆 : 有難うございます。
それでは、まず、ここいる5人のメンバー紹介をお願いしたいのだけれど、チームリーダーは、誰なの?
皆 : はい。キャプテンのMa君が、部活のキャプテンであり、チームリーダーです。冷静にみんなを分析して纏めてくれる頼りになるキャプテンです。
それでは、キャプテンにメドレーリレーで活躍したメンバーをオーダー順に紹介してもらおうかな。
Ma : トップは、Mo君で、本来得意でない種目の背泳ぎを頑張ってくれました。かなり早い記録で2番手に繋ぎました。2番手は、平泳ぎのF君です。このチームのエースなので、頼りにしていた通りの素晴らしい泳ぎでした。3番手は、バタフライのK君で、すごい猛練習をしていて、補欠の僕にも色々なアドバイスをしてくれ、嬉しかったです。4番手は、A君でクロール。本番に向けてタイムを伸ばし、頑張ってくれました。
有難う。出場36チーム中17位、頑張ったね。でも本音は、もうちょっと上位を狙えた?
F : はい。予選会の記録をもうちょっと上げられたら上位に行けました。
K : 僕がタイムを落としてしまって、もうちょっと良ければ、ぐっと上位に行けました。
F君は、200m平泳ぎで2位、100m平泳ぎでも5位と個人種目でも頑張りましたが、感想を聞かせて下さい。
F : 200mの予選で、軽く泳いで組で1番、全体で2位通過だったので、これは行けるかなと思いました。
決勝で一緒に泳ぐライバルは、皆顔見知りでしょ。
F : はい、そうです。みんなこの大会に向けて調整して来ているので、その中でも自分は、表彰台に立てて良かったです。
普段の学校での部活の様子も教えて下さい。
Ma : 横断幕をみて頂いて分かるように、水泳は個人競技ですが、みんなで一丸となって協力して活動しています。部活動では、グループに分かれ、グループ内で励まし合ったり、叱り合ったりして活動しています。
K : この横断幕を出発の時に羽田空港で初めて見て、涙が出てきました。みんなの分も頑張らなければと思いました。
Mo : 大会中に、この横断幕が応援席の目印になるので、先生や親たちの姿を見て力が入りました。
次のみんなの目標は何ですか?
Ma : 僕は、部活と勉強の両立が上手く行っているので、チームのみんなと一緒に高校でも水泳を続けて行きたいです。
K : もっと厳しい練習をして、技量を高めてインターハイに出場したいです。
A : 高校でも競泳を続けたいと同時にインターハイやJr.五輪など大きな大会に出たいです。
Mo : 僕は、まだ2年生なので、全国の派遣標準記録を切って、F君に追いつけるように頑張りたいです。
それでは、最後にF君の目標を聞かせて下さい。
F : まず、インターハイに出場して1年生で決勝に残り、3年生では、インターハイで優勝したいです。勉強面でも頑張って、文武両道を貫きたいです。
今日は、色々と聞かせてもらって有難う。F君は運動会実行委員長、K君は副委員長ということだけれども君達が全国大会で感動したように、今度は運動会でみんなを感動させてあげて下さい。
皆 : はい。今日は、有難うございました。

 個人競技である水泳ですが、生徒の話を聞くと、やはりチームとして全国大会に参加できたことが、とても楽しかったようです。また、部活動だけでなく、運動会の実行委員に立候補して、在校生の為に頑張りたいという気持ちに好感を持ちました。チーム内に2年生が一人だけでしたが、上級生に刺激を受け、後輩達が育って行きます。来年度からは、中高新校舎で中1~高3までの6学年が一緒に学校生活を送ります。高校生が手本となり、これまで以上に中学生が成長して行くのが楽しみです。