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  • 2012.03.04

    学校歳時記 32 中高生の「学び」を学年末に思う

    学校歳時記

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雪の朝

 期末テストが今日、明日で終わる。確かに3学期末ではあるが、同時に学年末の試験であった。このあと、学期成績が付くが、一緒に学年成績も付く。その学年成績を資料に中高とも進級判定会議が行われ、在校生たちが次年度を新学年で迎えられるかどうか、決まるのだ。と言っても、大半の生徒にとっては、何日に進級判定が行われるかなど気にも留めていない、気分はすでに「春休み」なのかもしれない。それもしかたないと思うが。
 ただ、成績を通知されたときに、自分はこの学年相当の力を付けた上で、次の学年へ進級するんだ、と自覚してもらいたい。この一年間に取り組んだ、毎日の登校、全ての教科の授業、全ての学校行事に対して、自ら進級に値する「学び」の結果であると意識してほしい。もちろん、反省もあるだろう、さらに上を目指せばよかった、と悔いが残ったかもしれない。「春休み」に遊んでばかりはいられない、と自分自身の新年度の計画を立てることから始めるといいだろう。
 春分の日に向かって、少しずつ日がのびてきた。テストが終わったばかりだが、この一年の自分の「伸び」を実感しよう。