8月の16日から30日までオーストラリアのパースに16名の中学生が短期留学した。一昨年までは本学園の高等学校が行っているカナダの短期留学に中学校も便乗していたのだが、昨年度から中学独自の取り組みとして、オーストラリアでおこなっている。
 2学期の始業式で留学した中学生全員を全校生徒の前に出し、男子と女子それぞれの代表に体験の一端を話してもらった。
 女子の代表の言葉に次のようなものがあった。「…学校は向こうの生徒たちと一緒に、実際に授業にも参加させてもらうことができたのですが、パースの生徒たちは積極的に発言し、自ら授業に参加していてとても印象的でした。…離れた国にもう一つの家族や友達ができたということは私たちにとって、とても嬉しいことです。…もし来年や再来年にこのプログラムに参加しようかと迷っている人がいたら、ぜひ行ってみてください。」
 私からも、中2や中1の生徒は今回参加した先輩たちから留学の体験談を聞いて、次に生かしてほしいという趣旨の話をした。
 彼らのような真面目なものではなかったが、私もかつてインドのコーチンで地元の家庭にホームステイをしたことがあるが、ホテルに泊まるのとは違う貴重な体験をすることができた。新しい世代はますます世界に目を向けていってほしいと願っている。