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  • 2011.07.04

    学校歳時記 4 今夏の「中2山の学校」はどうなる?

    学校歳時記

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山の学校

千葉県・富浦での「中1海の学校」は中止。では、北アルプス槍ヶ岳、白馬岳、唐松岳での「山の学校」は実施されるのだろうか、と問い合わせがきてもおかしくない。
先月30日に長野県・松本市で震度5強の地震とそれに続く余震があって、被害状況が報道された。それに先立つこと一週間前には大雨の影響で、上高地に通じる釜トンネル近くで土砂崩れがあって国道が通行止めになった。つくづく日本列島は、災害に遭わない=運がよいと思ったぐらいのほうがいい。
山の学校の目的は、強い意志の力をつくること、集団生活の楽しさを体験すること、自然に親しむこと、の三つだ。時に自然は我々に牙をむく。東日本大震災然り。地震や放射線量の心配、不安は皆無であるとは言わない。

その一方で、昨今の「山」ブーム。ブーム以前から半世紀以上無事故を続けている「山の学校」。成城学園の誇る二大行事を今年だけのこととは言え、二つとも一度に手放すのはそれこそもったいない。