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  • 2015.06.22

    博学深究 8 常任委員長と副委員長に聞く

    博学深究 佐藤卓

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 今年度最初の定期試験となる中間テストが終わり、答案返却に一喜一憂する声が教室から届きます。3年生は、北海道の修学旅行が行われ、普段教室では経験できない様々な体験をしてきました。千歳民報新聞社からも取材を受け、「畑で汗を流す」という大きな見出しの紙面が送られて来ました。
 今回のゲストは、生徒会組織の中心である常任委員長と副委員長に来てもらい、話を聞いてみました。生徒は、どんな学校作りをイメージしているのでしょうか。

常任委員長と副委員長に聞く

いつも常任委員長、副委員長として、学校の為に尽力してくれて、有難う。3年生になって2カ月が経ったけれど、常任委員として、何か気になっていることはありますか?
T : クラス・ボールのことやゴミのこと、廊下を走る生徒のことなど色々と気になることがあります。
K : ゴミの問題では、美化委員会などを中心にゴミ拾いキャンペーンを行い、生徒に実感してもらうのが、良い方法だと思います。登校指導もそうですが、何げない活動が、大きな成果を上げると思います。
ほとんどの生徒がしっかりやってくれていて、ほんの一部の心無い生徒の問題なのだけれどね。それでは、常任委員会としての今年度の目標を教えて下さい。
K : スクールガイダンス、校内大会(球技大会)、成城Cup(バレーボール大会)、登校指導、自治会活動の活性化です。直ぐには、どうにもならないことも多いですが、常任委員会の運営として、何とかしたいです。
T : 良い学校にしたいと思ったら、学校全体が仲良くなること。色々な行事に全力で取り組むとか、小さなことでも気付ける人が、多くなって欲しいと思います。
色々とやらなければならないことが多く、自分がもう一人欲しいでしょう。君達のコピー・ロボットを作れないの?
TK : 欲しいです(笑)。
3年生で、最初の学校行事となる修学旅行の感想を聞かせて下さい。
K : ラフティングが、楽しかったです。修学旅行から2週間が過ぎましたが、あと3回ぐらい修学旅行に行きたいです。
T : 農業体験のプログラムがあったのですが、短くてあっという間でした。修学旅行中、友達と色々なことを話すのが、とても楽しかったです。新しいクラスメイトとこれで打ち解けました。
それでは、いよいよ来年完成の新校舎関連についての質問をします。常任委員の君達にとって、どんなイメージですか?
K : これで中高が完全に一つになるので、文化祭や校内大会などを一緒にやれるようになると良いなあと思います。
T : 最初、成城Cupも高校のマネをして始めたので、行事予定が合えば、一緒にやりたいです。
他に何か、気が付いたことがありますか?
T : リニューアルされた澤柳記念講堂の音響が素晴らしくて、嬉しいです。合唱部に所属していることもありますが、音の反響が全然違います。
K : 内装もきれいになって、雰囲気が気に入っています。
最後に将来の夢を聞かせて下さい。
T : 私は、色々な夢があって、小さい頃は女優やアナウンサーになりたかったのですが、今は、合唱部に入っていて、歌手になりたいと思っています。それも世界で活躍できる歌手で、英語でも日本語でも歌える歌手になりたいです。それが叶わなかったら父の仕事の手伝いがしたいです。英語が得意なので、海外の手配などの準備をする父の役に立てる仕事をしたいです。
お父さん、これ聞いたら涙流しちゃうよ(笑)。K君の夢は?
K : 僕は、4歳からスキーをやっているので、スキー関係の仕事が出来ればと思っています。そうでなければ、何より成城が好きなので、学園高校・成城大学に進み、成城の事務室に勤めて、一生を過ごせたら最高です。
何で成城の先生じゃないの(笑)。でも、幼稚園から成城で、一生『成城愛』で過ごしたいという思い、嬉しいね。
K : それと映像や音響に興味があるので、テレビ局やコンサートを作る仕事に付けたらいいなと思っています。
K君は幼稚園から、Tさんは初等学校から、二人とも根っからの成城っ子だね。これからも自分の目標に向け、そして学校の為に頑張って下さい。今日は、有難う。

 新校舎の工事も順調に進み、見る見るうちに骨組みが出来上がっています。来年の2月には、いよいよ新校舎が完成し、中高生が一つの校舎で生活することになります。これに伴い、生徒会組織も改変され、新たなスタートとなります。大きな改革となる成城学園第二世紀に向け、グローバル教育とは真逆の、一生成城で過ごしたいという『成城愛』が意外でした。しかし、このユニークさを大切にしたいのが成城教育です。