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  • 2015.04.23

    博学深究 7 全国選抜テニス大会での経験

    博学深究 佐藤卓

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 卒業式・入学式シーズンが終わり、成城学園でも多くの別れと多くの出会いがありました。『出たとこ勝負、特別編』で、石井校長の祝辞をじっくりとお読み頂けたのではないかと思います。中学校では、240名の新入生を迎え、新年度が始まりました。年度初めに緊張するのは、生徒だけでなく我々教員も同じです。生徒と共に幸先の良いスタートを切りたいと思います。
 さて、今回のゲストは、香川県高松市で行われた全国中学校選抜テニス大会(団体戦)に出場した男子テニス部のキャプテンと副キャプテンの二人です。全国大会で経験したことなどを聞いてみたいと思います。

博学深究 7

全国選抜大会ベスト16、おめでとう。まずは、全国大会に参加した感想を聞かせて下さい。

H:

いつもの大会と違って、時間が無かったというのが、率直な感想です。公式練習が15分しかなく、空港でバックを受け取って、直ぐに会場へ行き練習、翌日本番になりました。会場は、すごく盛り上がっていて、声が聞こえないくらい各校の応援も凄かったです。

副キャプテンのU君の感想は?

U:

僕は、率直に言うと楽しかったです。コーチや先生からも「楽しめ」と言われて激励されました。

関東大会でベスト8になり、全国大会の出場権を得た訳だけど、関東大会と全国大会の違いみたいなのは、ありましたか?

U:

関東は、近県から代表が集まるので、色々な雰囲気のチームが集まりますが、全国大会は、どの学校も「自分達は強いんだ」と言う感じで、胸を張っていて、自信に満ちていました。

試合中に心掛けたことは、何かありますか?

H:

派手なショットやカッコいいプレイはしないで、しっかりと基礎基本を守って、打ち続けることを心掛けました。『相手より一球多くコートに返す』というのが、成城学園の戦術なんです。

U:

大会当日は雨で、ボールが重く、力強くプレイすることを心掛けました。

雨でも大会が開催されるんだ。

H:

はい。雨の中でもオムニコート(人工芝のコート)である大会は、実施されます。

ダブルスを組んでいる二人だそうだけど、二人の相性はどうなのですか?

H:

Uは、自分が緊張している時でも、大胆に動いてくれる。何でも言い合えるので、信頼してゲームに臨めるパートナーです。

U:

部員からも僕としても頼れるキャプテンであって、難しい状況でも相手コートにねじ込んでくれる頼れる選手です。

学外でもテニス・スクールに通い、休み無しの毎日だけど、勉強との両立は大丈夫ですか?

H:

授業中にしっかりと聞いて、授業中に覚えるようにしています。部内でも『人間力を高める』ことを目標にし、自由にテニスをすることを両親にも認めてもらいたいので、努力しています。

U:

当たり前のことですが、(授業中に)寝ない、よく聞くなど勉強に頑張っていれば、皆からテニスを支えてもらえると思っています。

顧問の先生やコーチは、どんな感じでサポートしてくれるのですか? 教えて下さい。

H:

Oコーチ、T先生、H先生、大学OBの方から色々と厳しいことを言われ、1年生の時は、厳しくされる意味が分からずに、心の中で反発していましたが、今は、先生やコーチの言うことを実践すれば、結果に繋がることが分かり、とても感謝しています。

選手の努力に対して、その結果が出るのは、指導者として最高の喜びなんだよ。U君は?

U:

コーチも先生も、どちらも家庭を持っているのに、日曜日も祭日も部活のことを最優先にして、教えてくれます。とても感謝しています。

それでは、最後に将来の夢を聞かせて下さい。

H:

(暫らく考えて)僕は、誰かに尊敬される存在になりたいです。

U:

僕は、小学生の頃から思っている夢なのですが、錦織選手みたいに、世界で活躍できる選手になりたいです。夏休み短期留学で参加したアメリカのIMGテニス・アカデミーの体験がとても刺激になりました。

今日は、有難う。それでは、二人とも世界で活躍できる選手目指して頑張って下さい。

 とても模範的な回答ばかりで、ちょっと意地悪に顧問の先生の悪口になるように誘導してみましたが、逆に、休日返上で部活動に付き合ってくれる感謝の言葉になりました。自分の好きなことを好きなだけやる為には、自分を律して、しっかりとやらなければならない。成城っ子らしい『自治自律』の精神が垣間見られるインタビューとなりました。
 後日、顧問のT先生に内容を報告したら「日頃、そんなことを言うような奴らではないですけど、本当なら涙が出て来そうですね」と笑っていたのが印象的でした。

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