中高一貫新校舎

中高校舎・施設紹介

<コリドー>

B1F

地下1階にある本校舎の〝顔〟ともいうべきコミュニケーションスペース。天井は5mの高さがあり、地下1階とは感じられない開放的な空間です。旧校舎敷地内の伐採した木などを使った木積層壁が特徴で、2~4階の廊下に掲げられたルーバーに書かれた言葉がこの巨大な壁に降り積もっているという「ことば降り積もる学び舎」がコンセプト。世界各国の名言や象形文字、挨拶の言葉などを見るのが楽しいです。奥の吹き抜け天井を見上げると、照明は星座の形になっています。

  • どんな言葉が書いてあるのかな?
    どんな言葉が書いてあるのかな?

  • 星座を表現した照明
    星座を表現した照明

<図書室>

B1F

本校舎建設にあたり「知の中枢にしたい」と計画当初からこだわったのが図書室。入って右手には声を出して自由に勉強し合える空間が用意され、奥に行けばいくほど静かに勉強できるエリアになります。第1グラウンド側には大きなガラスで太陽の光が差し込むカウンターの学習スペースがあり、高い書架に囲まれて静かに本を読む書斎エリア、大学入試関係の本が並んだ計64席の自習室など、さまざまな用途で学習ができます。中学生と高校生のエリアを分けようという声もありましたが、お互いに気を使うことも大切、ということで一緒に利用する形に。また、教員の積極的な利用を促すため、1階の職員室から直接図書室に降りることができる階段を設置。図書室には教員専用閲覧室や専門書を集めた書架も設置しました。職員室には生徒が先生にいつでも相談できるようカウンターテーブルや相談コーナーを作りました。職員室や図書室で先生と生徒の交流を積極的に行うことができ、先生と生徒の距離が近い成城学園ならではのカタチになりました。

  • じっくり本を読むための書斎エリア
    じっくり本を読むための書斎エリア

  • 職員室と図書室を結ぶ階段
    職員室と図書室を結ぶ階段

  • 静かに勉強する自習室 
    静かに勉強する自習室 

  • 声を出して勉強し合える学習スペース
    声を出して勉強し合える学習スペース

<カフェテリア>

B1F

第1グラウンド側が大きなガラス張りでとても明るい昼食スペースは「学食」ではなく「カフェテリア」と呼びます。カフェテリア内314席、テラス席48席の計362席設け、中高生ともに利用できます。カフェのメニューは大学7号館地下にある成城ラウンジと同じで、大人気の成城オムライスやパスタ、カレーなどのほかに、パンケーキやサンデーもあるというオシャレな内容。また、自動販売機コーナーも充実しているので、楽しいランチタイムを過ごすことができます。

明るい陽射しが差し込むカフェテリア
明るい陽射しが差し込むカフェテリア

  • 学校のカフェとは思えないテラス席
    学校のカフェとは思えないテラス席

  • ラウンジと奥には充実した自動販売機が
    ラウンジと奥には充実した自動販売機が

  • 何を食べようか迷いそうです
    何を食べようか迷いそうです

<001教室>

B1F

旧高校校舎の大教室から名付けられた「001」教室は、机やイスを片づけて平土間になる144席と斜度のついた折り畳みテーブル付固定席190席があり、保護者会や学年集会、文化祭の発表などができる講堂です。木積層壁の木は、新校舎建設にあたって伐採したものなどを使用しており、教室に入るとほのかに木の香りがします。入口の壁面には、卒業生である画家・福王寺一彦氏の絵が飾られており、とても重厚感のある雰囲気になりました。教室の出入口の前が地下1階の玄関になっているため、授業中の生徒の邪魔になることがなく、さまざまな会合で使うことが可能です。

  • 舞台側から見た客席
    舞台側から見た客席

  • 入口の壁に飾られた福王寺一彦氏の絵画
    入口の壁に飾られた福王寺一彦氏の絵画

<教室>

教室は東棟と西棟に分かれています。大きな窓からは廊下にも届くほどの光が差し、東棟からは新宿の高層ビル街やスカイツリー、西棟からは富士山を見ることができます。教室は全てホワイトボードとプロジェクターを装備。木製の収納棚やロッカーを教室後方と廊下に設置しました。

春には仙川沿いの桜を眺めることができます
春には仙川沿いの桜を眺めることができます

  • 中高一貫校舎詳細

  • 中高一貫校舎詳細

<アクティブラーニングゾーン>

2F

東棟2階にあるのがアクティブラーニングゾーンです。配線を全て床下に収納。3教室分を可動壁によって4分割でき、机のレイアウトも自由に変えることができます。なおかつその可動壁はホワイトボード仕様になっていて、みんなで議論したり、プレゼンをしたりするのに適した環境になっています。大学入試改革のキーワードとなっているアクティブラーニング、つまり自ら考え問題を解決する「主体的な学び」を実現できるエリアです。

レイアウトは自由
レイアウトは自由

<GLOBAL ZONE>

3F

東棟3階の南側には「GLOBAL ZONE」があります。主に外国語の授業で使用するため、「このエリアに入ったら会話は英語で」をめざします。6部屋はそれぞれ6大陸(アジア・ヨーロッパ・北アメリカ・南アメリカ・アフリカ・オーストラリア)をイメージし、教室の色使いは全て異なっています。廊下や教室に洋書を置き、隣接する外国語科研究室とラウンジではネイティブの先生や成城大学の留学生と交流する機会を持つことができ、日常の中でグローバル化に対応します。

このエリアに入ったら日本語は禁止!?
このエリアに入ったら日本語は禁止!?

  • 全て色が異なる教室
    全て色が異なる教室

  • カラフルなラウンジで異文化交流
    カラフルなラウンジで異文化交流

<SCIENCE ZONE>

南棟2,3F

南棟は2、3階の2フロアを使って8教室を理科実験室にし、SCIENCE ZONEと名付けました。高等学校は物理・化学・生物・地学それぞれの実験が可能な4教室、中学校は実験室A~Dに分かれ、各分野の特色に合わせた実習や実験が可能な仕様になっています。プロジェクターが各教室にあるのはもちろんですが、ドラフトチャンバー(局所排気装置)を5台も設置しているというのは企業の研究所並み。第2世紀の教育改革3本柱の1つとして掲げる「理数系教育の充実」を象徴しています。


  • 化学・物理実験室、実験室B・Cは実験台に水道が備わっている


  • 物理実験室は「物を転がす」ことができるよう長いテーブルになっている

<芸術棟Ⅰ、Ⅱ>

2つに分かれる芸術棟には、音楽室、美術教室、デッサン室、書道室など、芸術分野の教室が揃っています。音楽教室は元図書室だった教室をリニューアルすることでミニコンサートができる広さを確保し、練習室を4つ用意するなどの充実ぶりです。また、木彫陶芸室の隣には窯・乾燥室もあります。情操教育にこだわりを持つ成城学園ならではの施設です。


  • 高い天井で音がキレイに反響する音楽A教室


  • 音楽B教室


  • 練習室は4つあります


  • 美術A教室


  • 窯・乾燥室 


  • 書道教室

南棟地下1F


  • 金工室


  • 木工室

<100年の森>

本校舎建設にあたり、周辺の樹木伐採を余儀なくされました。しかし、豊かな自然にあふれる成城学園。「伐採された樹木を何らかの形で残したい」という想いから、中高本校舎北側に約1000㎡の森を作ることにしました。それが「100年の森 Memori」です。伐採された樹木を植林し、次世代へとつなぐ新しい森。初等学校の子どもたちがドングリを拾い、種から育てて植林し、蘇らせるという計画も進行中です。
「Memori」という名前は、新校舎移転前に卒業した生徒によって名づけられました。卒業生たちの思い出が詰まった場所、成城学園の想いが詰まった場所。植林された木々からは緑の葉が生え、第2世紀の成城学園とともに成長していきます。