「そのバイト、大丈夫?」-高2対象未然防止教育-

学校生活

「そのバイト、大丈夫?」-高2対象未然防止教育-

 11月6日(水)に未然防止教育の一環として高校2年生が「若者を犯罪集団から守る実演式講話」を受講しました。未然防止教育とは、生活の様々な場面に潜む危険を知り、リスクを未然に回避するための教育で、学年集会の時間を利用して行われました。この実演式講話は、東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部治安対策課が推進している安心・安全な街づくりの取り組みの一つとして都内各校で実施されているもので、成城学園では初めての開催となります。プロの俳優さんによる劇を通して、普通の大学生が犯罪の被害者になったり、加害者になってしまう事例を分かりやすく教えていただきました。「欲しいものがある」「お金に困っている」など誰にでも起こりうる理由から、投資詐欺やフィッシング詐欺に遭ったり、違法薬物の販売や銀行口座の名義貸しなどの犯罪に加担してしまったりする大学生の話。決して特別な人にだけ起こることではないということがこの劇を観ると良く分かります。「自分は絶対に大丈夫、とは思わないこと」。講話の進行を務めていただいた治安対策課の渡邉氏は語ります。「加害者、被害者どちらにもならないよう良く考えて行動しましょう」と教えていただきました。
 全国で発生している強盗・強盗殺人などの凶悪事件をはじめとするトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)による犯罪の手口や、それらの犯罪に一般市民が加担してしまうきっかけが、劇という形で再現され、とても理解しやすく、そしてその怖さが十分に伝わってくる講話でした。

  • ニュースで良く耳にする「トクリュウ」とは? 今起こっている犯罪について解説していただきました
    ニュースで良く耳にする「トクリュウ」とは? 今起こっている犯罪について解説していただきました

  • 劇の主人公はいわゆる普通の大学生
    劇の主人公はいわゆる普通の大学生

  • 簡単に大金を稼げる、そんなうまい話には十分注意を!
    簡単に大金を稼げる、そんなうまい話には十分注意を!

  • 劇に集中する高校2年生の生徒たち
    劇に集中する高校2年生の生徒たち

  • 本人の意思に反して知らないうちに犯罪に加担してしまい、断ることもできない状況に
    本人の意思に反して知らないうちに犯罪に加担してしまい、断ることもできない状況に

  • 最後は演者の皆さんに大きな拍手が送られました
    最後は演者の皆さんに大きな拍手が送られました

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