学校生活
今年度から高校生の新科目「ゼミナール」がスタートしました。この科目は、目まぐるしく変化する激動の時代を生き抜くために必要な、自ら「読む」「調べる」「考える」力、そして他者に「伝える」力をつけることを目指して設定したものです。生徒たちは、各々が興味のあるテーマを見つけ、それらについて調べ、問いをたて、自らの考えをまとめる探究学習を行ってきました。2月17日(土)に1年間の総括となるグループごとのポスターセッションが行われ、そのプレゼンテーションを元に代表発表者が選ばれました。そこで選ばれた代表発表者による最終プレゼンテーションが24日(土)に001教室で開催されました。
最終発表者には7名の生徒が選ばれました。発表者は、各自が探究したテーマに沿って5分間のプレゼンテーションを行い、その後3分間にわたる質疑に答えます。1年間ゼミナールをサポートしてくれた教員、株式会社トモノカイのメンバーが審査員となり、発表内容、スライド、プレゼンテーションの観点で発表を評価し、その審査結果に基づき金賞1名、銀賞2名を決定しました。また、生徒による投票も行い、生徒賞1名を選出しました。
プレゼンテーションテーマは7人7様で、各々がそのテーマに興味を惹かれたきっかけやその問いに至った経緯、人によってはアンケートなどを行い、主張の根拠をデータで示したり、ユニークな解決策を提示したりしながら自分たちなりに考察し結論を導き出しました。一人一人の個性が光る発表を堂々とみんなの前で行いました。
審査結果は以下の通りです。
金 賞 中来田 結衣「中高生の不読率の現状と解決策〜文学と中高生を結びつける〜」
銀 賞 小川 凜々 「著作権とどう向き合うか~二次創作とAIイラスト~」
銀 賞 小泉 優乃 「なぜ舞台の配信を観て物足りなさを感じたのか?」
生徒賞 中来田 結衣「中高生の不読率の現状と解決策〜文学と中高生を結びつける〜」(金賞とW受賞)
生徒たちからは、一番良いと思った発表について「スライドの完成度が高く非常にわかりやすかったです。実際に行動に移し探究を行うことで話に説得感が得られました」「自分の仮説や考察をアクションに起こしていてすごいと思った」「話の主軸がぶれず、共感しやすい題材や上聞きやすい発表がよかった」「なによりスライドが個性的でとても見やすく、自分の着目したことのない視点での発表にとても興味が湧きました」など様々な感想が寄せられました。
「中高生の不読率の現状と解決策~文学と中高生を結びつける~」をテーマに発表した中来田さん
「絵の苦手意識がある人の克服の仕方」をテーマに発表した加藤さん
「鳥インフルエンザの現状」をテーマに発表した倉本さん
「部活でのリーダーシップとは」をテーマに発表した岩月さん
「なぜ舞台の配信を観て物足りなさを感じたのか?」をテーマに発表した小泉さん
「著作権とどう向き合うか~二次創作とAIイラスト~」をテーマに発表した小川さん
「夏や冬にキャンプ場でよりよくリラックスするには」をテーマに発表した井頭さん
全員のプレゼンテーション終了後、生徒たち全員が一番良かった発表に投票しました
ゼミナール初回の様子はこちらをご参照ください。