学校生活
2月7日(火)、中学校高等学校で「サイエンス教室」を開催しました。「サイエンス教室」は、専門の研究者による講義を拝聴したり、実験を観察したりしながら少し高度なサイエンスを学び、その体験を通じて中高生に理系の興味を喚起することを目的として年2~3回実施しています。今回のテーマは「獣医さん」。テーマに興味のある中高生約30名が参加しました。獣医師として活躍されている鹿島裕一郎氏をお招きし、獣医師の仕事について伺い、獣医の扱う器具に触れ、縫合などの実技を体験しました。
鹿島さんは成城学園の卒業生。今回は特別に中学時代から開業医になるまでのご自身のキャリアについてもお話しいただきました。大学での学生生活を経て、獣医師として社会に出てからの苦労や挫折、そこからどのように苦難を乗り越えてこられたかをじっくり話していただきました。次に獣医師の進路選択について、獣医師としての鹿島さんの1日の紹介、診察内容や実際の手術の仕方などを詳細にわたり教えていただきました。最後は、診察や手術で使用している器具を実際に触り、皮膚縫合の仕方を教えていただく実習を行いました。
生徒たちにとって同じキャンパスで学んだ先輩の話は自分のこれからのキャリアを考える上でより身近に、現実感を持って感じられたのではないでしょうか。理系や医学への関心をより高めてくれる良い機会になったことと思います。