学校生活
3月28日~30日の3日間、早稲田大学の学生サークル「セカクル」による英語プログラムを実施しました。コロナ禍により2021年度の短期留学は中止となり、国際交流のチャンスが失われた中、少しでも世界の人々と交流できる場を、という思いで今回初めて開催されました。参加者は中学1年38名、2年生34名、3年生16名の合計88名。韓国、アメリカ、台湾、ドイツなど様々なルーツを持つ「セカクル」メンバーの大学生とともにゲームやプレゼンテーションを通して英語に親しみました。プログラムのテーマは「Open Mindedness(広い視野を持とう)」。異なる環境で育った人々と理解しあい、共に生きるためのスキルとして英語を学びました。
1日目は3つのゲームに挑戦。「Would you rather?(こっちかこっち?)」は「住むなら都市か田舎か」「夏か冬か」など参加者はどちらかを選んで、理由を英語で発表しました。「Hot potato bean bag(熱々お手玉回し)」はいろいろな質問が入った袋を回しながら、音楽が止まったときに袋を持っていた人が、袋の中の質問に答えるというもの。「新しいことに挑戦したのはいつ?」「趣味は?」など、どのような質問が飛び出すのかハラハラしながらも英語でしっかりと答えていました。最後はジェスチャーゲームでした。仲間が演じた動きをみて、答えがわかったら英語で書いて答えます。スピーキングだけでなくライティングの力も試されるゲームでした。
2日目は「FRUIT PUNCH!(フルーツパンチ!)」「SEKAKURU BINGO(セカクルビンゴ)」「SHARK vs SUFERS(サメ対サーファー)」「SEKAKURU-KURU(セカクルクル)」というゲームを体験しました。1日目よりも体を動かすゲームが多く、生徒たちも大興奮の様子。セカクルメンバーに英語で質問をしてビンゴを目指すゲームなど、話す英語量も1日目より増えた内容でした。後半は3日目に行うプレゼンテーションの準備としてグループごとに発表する国を決める作業を行いました。
3日目は「Fill in the MAP!(地図で探そう)」という、指示された国を世界地図から探し出すゲームのあとは、いよいよプログラムの集大成となるプレゼンテーションを行いました。グループにわかれて前日に決めた国についてのポスターを作り、国の人口や言語、名産などの特徴を英語で発表しました。
初日はまだまだ緊張気味だった生徒たちも最終日にはセカクルメンバーとにこやかに会話する姿が見られました。実は「セカクル」を紹介してくれたのは成城学園の卒業生とのこと。卒業後も後輩のことを想ってくれる先輩がいる、成城学園の良さも感じられる機会となりました。
【1日目】中央の線を境に左右にわかれて、選んだ理由を英語で説明
【1日目】質問の入った袋を回していくゲーム。どんな質問がでるか緊張の一瞬。
【1日目】仲間のジェスチャーから推理。答えは英語でホワイトボードに
2日目】自分のカードと特徴が一致したら移動する椅子取りゲーム。座れなかった一人が次のお題を発表。(FRUIT PUNCH)
【2日目】「3つの言語を話せる?」マスに書かれた質問をしてビンゴを完成させよう
【2日目】「白い靴の人!」サメ役が言った条件に当てはまったら対岸までダッシュ!
【2日目】セカクルパスポートに書かれた世界の国に関するクイズに答えてスタンプを集めよう(SEKAKURU-KURU)
【2日目】グループに分かれて3日目のプレゼンテーションの準備
【3日目】画面に映し出された国を地図上で探そう(Fill in the MAP!)
【3日目】タブレットも使いながら国の特徴を調べてポスター作り
【3日目】選んだ国についてプレゼンテーション。クイズを取り入れたグループも。
セカクルメンバーとも仲良くなりました