学校生活
2月9日放課後、東棟2階の教室には50人を超える中高生が集まっていました。
今回で第4回目となる「サイエンス教室」。専門の研究者による少し高度な理科の実験や観察を体験し、中高生に理系の興味を喚起するための課外活動です。
今回は講師に東京ガス・学校教育情報センターの方をお迎えし、「燃料電池って何だろう~地球温暖化を防ぐために私たちができること~」というテーマで開催されました。
まずは地球温暖化をめぐる世界情勢から日本のエネルギー事情、そして家庭内のエネルギーについて勉強。さらに電気が出来る仕組みを理解し、発電の動力源として化石燃料に代わってCO2を放出しない「水素」に注目が集まっていることを学びました。そしていよいよ、実際に水素ガスを使ってミニ実験。ほんの少しのガスで電気が点いたりプロペラが回る効率の良さも驚きです。最後は、成城学園が所有する燃料電池自動車「MIRAI」のエンジンも見学しました。
単なる科学技術の知識だけでなく「なぜ燃料電池が必要なのか?」という社会背景を知ることで、身近なことと世界の関わりを知る機会になったのではないでしょうか。また、理系・文系どちらの素養も必要だという気付きを与えてくれるサイエンス教室でした。
水素ガスで発電し、電球やオルゴール、プロペラを動かしました
— これまでのサイエンス教室 —