学校生活
成城学園中学校高等学校では、専門の研究者による少し高度な理科の実験や観察を体験し、中高生に理系の興味を喚起するサイエンス教室を昨年より年に数回実施しています。第3回目となる今回は、11月19日(土)、文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究「柔らかな分子系」の一環として開催された「女子中高生のためのアウトリーチ活動」(於:東京工業大学田町キャンパス)に、女子中学3年生・高校1年生、全13名で参加してきました。
【第1部】
現在、最先端で活躍する女性研究者2名が、自身の生い立ちから大学受験に纏わる苦労話、日常の研究活動とプライベートのやりくりなどを惜しげもなく紹介されました。
【第2部】
他校生を交えた6~8名の生徒に女性の大学院生と女性研究者が入ったグループディスカッション形式で行われた。大学を決めた理由から受験時代の悩み、研究活動など多岐にわたる生徒の質問に答えて頂くものでした。女性ならではのトークで1時間の予定が2時間超えとなる大盛況でした。
【第3部】
PCグラフィックで、タンパク質の分子構造の硬さと柔らかさを圧覚装置や3Dコピー機を体験するもので、生命活動の神秘に化学のみならず物理的視点も含まれることが体験でき、大歓声でした。
参加した生徒達からは口々に、「楽しかった」、「益々やる気になった」、「すごくためになった」などと前向きなコメントばかりが寄せられ、素晴らしい会となりました。
最後に、このような素晴らしい機会を設けて頂けた「柔らかな分子系」の先生や大学院生の方々に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。