「帰りたくない!」—カナダ短期留学—

学校生活

「帰りたくない!」—カナダ短期留学—

高等学校の生徒17人が、8月11日から25日まで、カナダ・ブリティッシュコロンビア州のビクトリアに短期留学しました。現地ではホームステイしながらCamosun Collegeで英語を学びました。最初は言いたいことが伝えられないもどかしさもあったようですが、カナダの恋愛事情について会話できるほどになりました。最後は全員が「帰りたくない!」と大合唱だったという充実の短期留学レポートです。

山の日である8月11日に成田空港を出発し、現地時間同日の夕方にビクトリアに到着しました。最高気温25度、日陰に入れば全くクーラーのいらない涼しさで、みんな東京との気候の違いにビックリ!もうすでに東京に戻りたくないとの声が上がるほどでした

カナダ短期留学

到着後は疲れた表情も見られましたが、ホストファミリーとの緊張の対面。自己紹介をお互いに済ませた後にはすぐに各々の家庭に入り、長旅の疲れからか、夜9時より前に寝てしまった人も多かったようです。
12日は英会話レッスンの拠点となるCamosun Collegeへ各々の家庭から自力で初めての市バス通学。前日のバスの乗り方ガイダンスではみんな市バスに乗って通学することを怖がっていましたが、授業開始の9時前には全員集合することができ、頼もしかったです。バスの中では各自の昨夜の過ごし方、ホストファミリーの話で持ちきりでした。午前中から英会話の授業が始まりました。初日は、グループを2つに分けるためのスピーキングとライティングのテスト、ガイダンス、キャンパスツアーを行いました。もちろん全て英語。みんなの中にもやっと英語の環境に入ったという実感が芽生え始め、このツアーの間に自分の英語力を向上させようとする気持ちが出てきたように思えました。午後は地元の高校生バディと共にダウンタウンを散策。最初は言いたいことも伝えられなくてもどかしがる姿も見えましたが、時間が経つにつれて少しずつ話をしようとする様子も伺えました。バディとは今後も一緒に活動をしていくので、シャイにならずにどんどんコミュニケーションをしてもらいたいものです。
週末はホストファミリーと過ごし、英語漬けの2日間を送りました。

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週が明け、少しずつこちらでの生活に慣れてきました。
バスシステムも意外と簡単だったようで、今では自力で学校まで通学しています。
午前中の英会話の授業では、場所を教室に限らず、外でバディたちと体を動かしながら行う内容もあり、退屈することなく受けられています。教室ではカナダのお金に関する授業を受け、今後のショッピングに活かせそうな英語を学ぶことができました。
午後のアクティビティーとしてこの日は州立ビクトリア大学でのキャンパスツアーに参加しました。学内に映画館、歯医者、美容院、ラジオ局があるなど、日本とは大きく違った雰囲気を目の当たりにして、卒業後はこっちに留学したいという声が聞こえてきました。

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今回の短期留学では、成城の生徒17人に対し、5人のバディがつき、英語の授業や外でのアクティビティーを共に楽しんでいます。バディの中には日本に興味のある人たちも多く、積極的にこちら側に話しかけてくれるので、自然とコミュニケーションが生まれ、とても良い雰囲気で過ごすことができています。話の内容は好きなミュージシャンや学校生活の様子など。ティーンエイジャー同士なので話の内容は事欠きません。カナダの恋愛事情に関しての話をする姿もあり「この短期間でよくそこまで踏み込むことができるなぁ」と成城生のコミュニケーション能力の高さにビックリしました。滞在期間はあと1週間を切り、早くも「帰りたくない」という声が。今後もバディたちとSNSなどでずっと繋がっていられるような関係を築いてもらえたらと思います。
写真は外でバディたちとミニオリンピックで様々な種目を楽しむ様子と消防署見学に行った時のものです。

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最後の週末は、ホストファミリーと一緒にバーベキューをしたり、買い物に行ったりと各々楽しく過ごせました。22日の月曜の朝には週末の出来事を楽しそうに話してくれました。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎ、24日には帰国しなければなりません。23日はフェアウェルパーティーを開催。ホストファミリーに感謝の気持ちを込めて、日本文化紹介などのパフォーマンスを行います。英会話の授業は佳境に入り、集大成として今までのカナダでの生活をそれぞれがパワーポイントを用いて発表する準備に取り掛かっています。午前中も胎動してくれているバディがコンピューターの使い方を丁寧に教えてわからなくても彼らが手取り足取り教えてくれているので、スムーズに準備できています。
世界中から観光客が集まるブッチャートガーデンに行きました。色とりどりの花で飾られたとても綺麗な庭園を堪能し、みんなとても満足していました。

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いよいよ最終日。感謝の気持ちを込めてフェアウェルパーティーにて各々が準備をしてきた出し物を披露しました。日本文化紹介だけでなく、歌のパフォーマンスやダンスもあり、成城生のパフォーマンス力の高さを垣間見ることができました。現地の方々からも好評で、生徒たちも直接労いの言葉をかけてもらうなど、かけがえのない経験ができたことと思います。長いようで短く感じた2週間、それぞれが得たものはとても貴重なものばかりでした。上手くいかないことがあって苦労したこともありましたが、今となってはそれも良い経験。文化や言語の違う人たちと話し、お互いを理解することの素晴らしさを感じ取ってもらえたと思います。この経験を糧に、参加した17名の生徒たちが今後も研鑽し、成長してくれることを切に願います。帰りの機内では「帰りたくない」の大合唱。このプログラムが大成功に終わったことを確認できました。カナダで出会った人たちと今後もぜひ交流していって欲しいです。

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