校長・副校長のページ

この1学期の終業式の日に例年とは違ったことが1つありました。それは、大掃除が無かったことです。その理由としては、新しい校舎の壁や床の清掃方法が確立されていないため、下手に掃除をしてしまうと壁を傷付けたり、かえって汚れが残ってしまう危険性があったからです。それでも、常任委員の生徒から「自分達で汚した校舎は自分達できれいにしよう」という声が上がり、有志を募って掃除が行われました。今回は、そのような企画をしてくれた常任委員の三役に来てもらい、話を聞いてみました。

博学深究 16

新校舎の掃除、お疲れ様でした。
皆) 有難うございます。
どんな感じでしたか?
Ta) 2年生のフロアが、大分汚れていました。1年生のフロアの方が、まだきれいだったかな(笑)。
常任委員長のToさんは、どんな感想を持ちましたか?
To) 汚れを落とすのが大変でした。でも、私達の校舎を大事にしようと思って始めました。
書記のAさんは、どうですか?
A) もともと手伝ってくれる人がいないと思った企画なので、最低、常任委員だけでやるつもりでした。でも、助っ人が8人も参加してくれて、とても嬉しかったです。
是非、みんなのその思いをムーブメントとして、広げていってもらえると嬉しいな。ところで、三人は、どうして常任委員に立候補したのですか?
To) 先輩から誘われて、2年生から常任委員をやっています。自分達の学校だから自分達で学校を楽しくしたいと思ったからです。全生徒の意見を集めて、学校を楽しくしたいというのが、私の目標です。
Ta) 私は、三人の中で、自分だけが3年生になってから常任委員になったので、最初は、とても不安でした。でも、副委員長という大きな役目をもらい、今は、みんなと仲良くやっています。2学期の校内大会(スポーツ大会)が、常任委員の活動として主な行事なので、全校生徒が悔いを残さないよう、私達が仕切って、成功させたいです。
新しい校舎になって、最初の大きな行事になるので、頑張って下さい。Aさんは、どうですか?
A) 私も先輩に誘われて、最初は軽い気持ちで始めましたが、やってみると大変な仕事であることを実感しました。去年の先輩にはできなった、自分達にしかできない仕事をしたいです。
来年度からは、自治会(生徒会)組織も中高一つになる予定だけど、何かこうしたい、こう変えたいと思うことは、ありますか?
To) 一緒になって良いことは、6学年が縦割りで一つになりますから、今までにできなかったすごい高度なことを体験したいです。でも、デメリットとして、やりにくいこともあるかも知れません。
Ta) 中高の交流を深めることができるので、行事で団結できると思います。但し、校内大会とかは、力の差がでる行事なので、どのように企画運営するか不安です。
A) 中高一緒になることによって、上に先輩がいると安心してしまう所が出てしまうのではないかと思います。どうしても先輩を頼ってしまったりとか・・・。中学生だけなら必然的に責任感が生まれますが、3学年も差があるとどうなるか、ちょっと不安があります。
是非、君達の不安を払拭して、中高一貫のメリットを最大に生かした常任委員会を目指して下さい。ところで、自治会担当のS先生は、どんな感じでサポートしてくれていますか?
To) 初めは、怖い人かと思ったのですが、結構お茶目で親しみ易い先生です。常任委員会のことでも一番相談し易い先生です。
Ta) イメージとは違った包容力のある「おいで」みたいな、柔らかいイメージの先生です。
A) ちゃんと指揮を執ってくれて、信頼できる存在というか、1年の流れをきちっと説明してくれて、足らない所をアドバイスしてくれる頼りになる先生です。
あまり褒め過ぎているので、この内容は、すべてカットしましょう。(一同笑)それでは、最後にみんなの将来の夢を聞かせて下さい。
To) 大人になったらキャビン・アテンダント(CA)になりたいです。広島のおばあちゃんに会いに行った時のCAに憧れました。その後に国連の職員になって、自分のことだけでなく世界で困っている人達を助けてあげたいです。そして、長生きをしてギネス最高齢のお婆さんになりたいです。120歳くらいまで生きたいです。
Ta) 2年生の時に理科で習った「遺伝子」の内容が好きで、遺伝子の研究をして、ノーベル賞を取りたいというのが、一つの夢です。もう一つは、祖父の会社を受け継いで、テレビ番組のプロデュサーになって、人を喜ばせる仕事に就きたいです。
A) 今は元気に過ごしていますが、2年前くらいに叔母がガンを患いました。その叔母が、ドクターになって欲しいというので、私は医学部に行って医者になり、人を助ける仕事に就きたいです。両親は、とても忙しく、バリバリ働く家系なので、両親を見て格好いいなと常に思います。
今日は、学期末のバタバタしている中、協力有難う。これからも学校のために、全校生徒のために頑張って下さい。

将来の夢を聞くと、どの生徒も人のために働く職業に就きたいと話していたのが印象的です。「人のために何かをしたい」この思いが、新校舎をきれいにしようという行動に繋がったのかも知れません。リオ五輪で全階級メダル獲得を果たした男子柔道の井上康生監督が、その感想を聞かれ、涙ながらに選手個々人の成長を挙げていました。その理由として「自主的に練習場の掃除をするとか」「負けてもすぐに仲間の応援に回っていたこと」を指摘していましたが、何となく常任委員の生徒達とも共通するものを感じました。

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