2012.07.09
出たとこ勝負
担任を持っているときには、クラス通信を出すことが多かった。国語の教師だからということもないだろうが、文章を書くことは苦にはならない。生徒を眺めていて気になったこと、心を動かされたことなどを実名入りで、時にはグサリと、時にはフワリと書き留めてきた。いろんなタイトルで発行してきたが、たぶんアルザス校で高校1年の担任をやったころから「出たとこ勝負」というのがクラス通信のタイトルとして定着してきた。現場主義を大切に思うスタンスや大雑把な性格、計画性のなさなど自分を表すには一番ぴったりしていると思うからだ。
このたび副校長として「学校歳時記」に好き勝手を書くことになったが、内容は「出たとこ勝負」の心で行きたいと思っている。残念なのは、クラス通信のように実名入りというわけにはいかないことだ。不特定多数の方が読まれる可能性のある場合は、セキュリティが最優先であることは言うまでもない。本当は生徒をバッサリ切ったり、高く高く持ち上げたりするのが一番楽しい文章となるのだが…