
学校生活

高校2年生の「ゼミナールⅠ(探究学習)」の授業の一環として、5月16日(土)に大学のデータサイエンススクエアでデータサイエンスの講座を実施しました。講師は中学校高等学校の河合絢也教諭と大学でデータサイエンス科目を担当するデータサイエンス教育研究センターの森由美特任教授がつとめ、ゼミナールⅠの受講生21名が参加しました。
前半は森特任教授による講義が行われました。「成城大学でデータサイエンスを学ぼう」と題した講義では、「データサイエンスとは?」という基本的な説明からスタートし、これからの社会では理系・文系に関係なく課題解決に向けて活用することが求められるスキルであるという解説がありました。成城大学では、学部を問わず全ての学生がデータサイエンスを学べます。日常的な問題をデータサイエンスのスキルを使って調査、課題発見、解決していることを、大学での学びの事例を交えながら教えてもらいました。
後半は、自らの問いを追究する「探究プロセス」において極めて重要な、データ収集の実際を学ぶためのデモンストレーションとデータ収集体験をしました。この日は珍しい測定機器を特別に使用しました。一つはアイトラッカーという視線解析システムを搭載した機器。メガネのように装着すると、瞳孔の収縮・拡散やまばたき、視線を追うことができるもので、データ測定には2分程度の映像を使用して、映像のどのシーンでどの場所に視線を向けているか、受講生一人ひとりが測定体験をしました。もう一つは頭に装着することで立位バランスや下肢筋力を測定できる立位バランス能力測定センサー。機器を頭部に装着したまま屈伸や片足立ち、閉眼立位などを順番に行い、姿勢のバランスを保つ力や下肢筋力レベルを測りました。その他に、指に装着して酸素飽和度を測定する機器も体験しました。
データサイエンス体験で得た視座は、翌週以降のゼミナールの授業に引き継がれ、自身が設定した探究テーマに応じて「どのようなデータを収集し、収集したデータをどのように分析し、問題解決に生かしていくか」を学んでいきます。森特任教授から「面白いと思えること、自分の好きを生かせるデータサイエンスを身につけてください」と言葉をかけてもらった生徒たち。探究とデータサイエンスの学びはこれからも続いていきます。
今回のゼミナールは大学の教室「データサイエンススクエア」で実施
身近な題材が研究テーマになる事例として、ダンスの上級者と練習者の動作の違いを検証した研究を紹介
「アイトラッカー」を使用したデータ測定について説明する河合先生
機器をメガネのように装着し、調整をして測定スタート
視線の先が、画面に赤いマークで表示されます
立位バランス測定では、頭頂部につけたセンサーで姿勢バランス力や下肢筋力を測定
センサーの揺れ具合を元に測定結果が表示されます
指先に装着することで体内の酸素飽和度が測れる機器も体験しました