SAILプログラム「沖縄」—新規事業開発プログラム—

学校生活

SAILプログラム「沖縄」—新規事業開発プログラム—

  • 前の記事
  • 2025.09.01

    SAILプログラム「沖縄」—新規事業開発プログラム—

  • 次の記事

 7月23日から28日までの5泊6日の日程で、先端教育ラボが提供するアントレプレナーシップ教育プログラムに中3生・高校生あわせて11名が参加しました。
 与えられたテーマは、沖縄の特産品でありながら、なかなか販路が広がらない商材を販売するビジネスモデルをチームに分かれて考えるというものでした。事前学習の段階では企画の全貌が明かされることなく、現地で毎日タスクが発表されるという予定調和を一切取り除いたプログラムは、気の抜けないものでした。沖縄本島の北部に位置する名護市を拠点として、日中各地をめぐっては、夕方から宿舎でプランを練る日々でした。毎日朝から晩までチームで頭を悩ませ、メンターである先端教育ラボのスタッフと議論を交わすタフなプログラムでした。
 いつもは消費者として商品を見る・選ぶだけの生徒は、商材への理解を深め、テストマーケティングを行い、売るためのストーリーを作るというプロセスを繰り返すことを通じて、供給側の立場で考えることを体験しました。モノを売るということがいかに大変かを身をもって知ったことでしょう。そして終盤には、生徒たちはこのプログラムが沖縄で行われた理由にじっくり向き合うことになりました。
 ただ生きるのではなく、「自分として生きる」ことまで考えるプログラムは、探究活動の本質といえるものでした。

活動報告一覧