学校生活
3月10日(木)、澤柳記念講堂で第74回高等学校卒業式が行われました。感染症対策として、密をさけるため会場には生徒は卒業生のみ、保護者の方は人数を制限してご入場いただき、教職員とともに卒業生を見送りました。女子179人、男子105人の計284人が、この日高等学校を巣立っていきました。
中村校長は式辞で、「これからの社会では一人一人がしっかりした考えをもって判断することが求められます。学校での人間関係で気づいたことや悩んだ経験が、これからのみんなの判断基準にきっとなってくれるはず」と卒業生へエールを贈りました。在校生の送辞では、部活動や行事を通して卒業生に「あきらめない姿」や「周りへの気配り」など大切なことを学んだと感謝の言葉が贈られました。卒業生の答辞では、『菜根譚』の一節、幸不幸は視点を変えれば同じことを意味する「順逆一視」という言葉を挙げ、「コロナ禍でできなかったこと、失われた時間にばかり目を向けず、乗り越えてきたすべての困難が自分たちの成長に繋がっていると信じたい。自分たちの考え方次第」と力強いメッセージを残してくれました。
高校生活の大半をコロナ禍で過ごした今年の卒業生たち。制約の多い日々を過ごし、思い通りにならないストレスや、先行きの見えない不安を抱えてきたことと思います。卒業生が語った通り、困難を乗り越えた経験はさらなる困難に直面したときに必ず自分を助けてくれる力となるでしょう。できなかった悔しさをこれから叶える原動力に変えて、さまざまな分野で活躍されることを願っています。ご卒業おめでとうございます。
保護者の方、教職員に拍手で迎えられ、卒業生が入場
卒業生、保護者の方ともに間隔を空けて着席しました
卒業証書授与。担任が一人一人の名前を呼び、生徒は起立します
各クラス代表の生徒が中村校長から証書を受け取りました
「すごいこと、よく頑張りました!」と中村校長から表彰をうける皆勤賞の生徒たち
校長式辞
在校生代表送辞
卒業生代表答辞