学校生活
11月24日(水)、5・6時間目に中学3年生を対象とした「キャリアガイダンス」を開催しました。「キャリアガイダンス」は、社会人として活躍している卒業生のお話を聞くことにより、「働くこと」=自分の今後の人生について考えるきっかけをつくることを目的に実施しています。この企画は、同窓会常任委員・卒業生の方々のご協力により実現しており、今回で第3回となります。登壇者はもちろん、企画の運営・進行も学園卒業生が担当しています。Web会議システムを使ったオンラインで開催し、登壇者は学内の配信教室から参加、生徒たちは各教室でスクリーンを通して参加しました。
ガイダンスのテーマは「自分らしい生き方」。成城学園を卒業し、現在さまざまな分野でご活躍されている4名の卒業生のお話をお聞きしました。
「自分らしい生き方」とは、「自分が選択したキャリア(道筋)を正解として、人生を楽しみ、挑戦している」こと。「社会で成功しているかどうかではなく、まさに【自分らしい生き方】を実践されている方にご登壇いただいています」という進行役のメッセージからガイダンスがスタート。前半は登壇者の中学時代を知る恩師から4名の当時の印象などがビデオメッセージで紹介され、その後登壇者本人から自己紹介がありました。後半はパネルディスカッションを行い、「大学ではどんな学部学科に進みましたか?その理由は?」「大学卒業後の進路選択の理由は?」「社会人になり、学生時代を振り返りやっていて良かったことは?やっておけば良かったことは?」という質問に、一人ひとりお答えいただきました。大学選び、学部選び、仕事選び、など人生の岐路に立った時にどのようなことが決め手になったか、またはターニングポイントはどんな出来事だったか、などじっくり語っていただきました。最後は卒業生から「集中して授業を聞き、それ以外は思い切り遊ぼう!」「まだ14歳、ではなくもう14歳。自分の人生に責任を持てるようにしよう」「自分にも人にも諦めないこと。そして自分だけでなく人に興味を持って生きてみよう」「人生どのタイミングからでもどうにかなる!」と生徒たちに激励のメッセージをいただきました。
4名の卒業生の方々は四者四様のキャリアをお持ちで、興味を惹かれるお話をたくさんお聞かせくださいました。お話から伝わる人柄もみなさん魅力的で、途中の10分間の休憩の間に、何人もの生徒が配信教室を訪れて直接質問する場面もありました。社会で活躍されている先輩ではありますが、中高時代に感じていたことや考えていたことは今の中高生にも共感できることや、身に覚えのあることなのではないでしょうか。憧れの先輩の姿から、自分たちの将来への道すじがおぼろげながらでも見えてきたのではないかと思います。
参加した生徒にとって、このガイダンスの目的のとおり「自分の人生を考えるきっかけ」になることを願っています。