学校生活
12月2日(水)、5・6時間目を使って中学3年生を対象とした「キャリアガイダンス」を開催しました。「キャリアガイダンス」は、社会で活躍している卒業生のお話を聞くことにより、「働くこと」=自分の今後の人生について考えるきっかけをつくることを目的に実施しています。「特別の教科 道徳」の授業の一環として昨年末に中2・3年生を対象に第1回のガイダンスを開催。今回は、第1回ガイダンスに参加した現在中学3年生の生徒を対象に、第2回のガイダンスを企画しました。コロナ禍ということもあり、今回はWeb会議システムを使ったオンラインで開催。登壇者は学内の配信教室や海外のご自宅からPCで参加し、生徒たちは各教室でスクリーンを通して参加しました。
ガイダンスのテーマは「自分らしい生き方 ~ぼくは・わたしは、15年後何をしていますか?~」。
成城学園を卒業し、現在さまざまな分野でご活躍されている6名の卒業生のお話をお聞きしました。
「自分らしい生き方」とは、自分が選択したキャリアを正解にできるように、楽しみ、挑戦し、人生を豊かに生きていれば、どんな立場にいようと素晴らしい生き方である。という司会者からのメッセージから始まり、生徒から卒業生へ、卒業生から生徒たちへの質問タイム。「いつ、将来の自分が想像できるようになりましたか?」、「息抜きはどうしてますか?」、「成城学園を卒業して良かったところは?」など生徒から事前に集められた質問に回答いただきました。後半のパネルディスカッションでは、「大学では、どんな学部学科に進みましたか?その理由は?」、「大学卒業後の進路選択の理由は?」、「社会人になり、学生時代を振り返ってやっていて良かったこと、やっておけば良かったことは?」という質問に、学生時代に感じたこと、仕事や家事を通してのご経験談や、ターニングポイントになった出来事など、一人ひとりに語っていただきました。最後は卒業生から「今しかできないことを大切に、学校生活を楽しんで!」、「仕事するって楽しい!明るい未来が待っていることを信じて。」、「やりたいことをやる人生を送って欲しい。外野の声は気にしない!」と生徒たちに激励のメッセージをいただきました。
オンラインでの開催ということでお話しいただいた卒業生の方々にとっては生徒たちの反応が直に感じられずやりにくい面もあったかもしれませんが、タイ、シンガポールにお住まいの卒業生が海外から参加してくださるなど、オンラインならではのメリットもありました。ご登壇された卒業生皆さんのお話しから、かっこいいと思う世界・業界やあこがれの人物に近づきたい…そんな身近なことが人生を変えるきっかけになること、そして最低限の英語スキルを身につけることの大切さとそれによって広がる世界や可能性を教えていただきました。
今回の企画の進行・運営は、登壇いただいた方はもちろんのこと、同窓会常任委員・卒業生の方々の多大なご協力とご尽力の上に成り立っています。参加した生徒にとって、今回のガイダンスが自分たちの将来の姿をイメージするきっかけになることを願っています。
感染症拡大防止のため今回のガイダンスはオンラインで実施。生徒たちは各教室からモニターを見て参加しました
別教室でガイダンスを進行。各教室への映像・音声接続作業を卒業生の方々がサポートしてくださいました
高校時代に出会った料理雑誌が将来の職業を目指すきっかけになったと話す竹中紘子さん。フードスタイリスト、料理家として活躍されています
大手商社の勤務を経て、起業した佐藤孝徳さん。学生時代からどんなふうに進路を選び今に至るか、興味深いお話をたくさん聞かせていただきました
妊娠、出産、育児を経て得た経験も今に活きていると語る草刈麻理恵さん。歯科医師として活躍されています
建築設計事務所や大手建設会社で建築設計の経験を積んでこられた石鍋羅馬さん。現在仕事の多くが英語での取引で、英語スキルが仕事上でのアドバンテージになっていると英語の重要性を語ってくださいました
海外からもお二人の卒業生が参加してくださいました。 元教師で現在タイ在住の山本里紗さん
シンガポールからは、シンガポール支社で海運会社の社長をしている関口亮さんが参加。海外で活躍する先輩たちのお話もお聞きすることができました
スクリーン越しではありましたが、生徒たちは先輩たちの話に熱心に耳を傾けていました。卒業生のお話からたくさんの刺激をいただけたのではないでしょうか
司会を務めた岩本名里子さん。登壇者から限られた時間でいろいろなお話しを引き出してくださいました。ご自身も初等学校から大学まで成城学園で過ごした成城っ子です