「スポ成」と「文連」。
成城学園中高にいると、よく耳にする言葉だ。

成城学園にも生徒会の組織があるが、そのなかでも部活動に関わる生徒の組織が「スポ成」と「文連」である。「スポ成」は「スポーツ成城」の略で、中高あわせて24もの運動部でつくられている。一方の「文連」は「文化部連合」の略で、こちらも中高あわせて15の文化部が所属している。

6月12日からの一週間、その「文連」のイベントである「文連週間」が行われた。この間、校舎内のコリドーには展示スペースが設けられ、放課後などには上映会（メディアアート部）やお茶会（茶道部）などのイベントが行われた。スポーツの華やかさに比してちょっとおとなしめな感はあるが、内容にじっくり触れてみると、その完成度の高さに驚く。

成城学園といえば、音楽家や芸術家を多く輩出し、芸能人子弟が多い校風でも有名だが、文連週間からはその一端を感じることができる。文連週間は外部への公開行事ではないが、ここでの展示や発表が１１月の文化祭につながることになる。

今年の文化祭はコロナ禍前の形にもどるそうだ。ぜひ成城学園文化祭に足を運んでいただき、文連の活動の成果をご覧になっていただきたいと思う。