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  • 2023.05.26

    副校長ブログ「ゆめみる」第4号 『歓声』

5月10日、式典をのぞけば今年度最初の行事となる「フレンドシップデー」が行われた。フレンドシップデーとは文字通り、生徒間の交友を深める日。卒業生の皆さんには耳慣れないことばと思うが、「遠足」と「大山登山」に「校内大会」を組み合わせた、一大イベントの日である。

新入生となる中1と高1はクラスごとに行き先を決めて実施する「遠足」。中1は学校から観光バスで、アスレチックや遊園地などに出かけている。高1は新宿からバスで出かけるクラスもあれば、現地集合のクラスも。行き先には鎌倉、横浜から奥多摩や長瀞などの地名が並ぶ。多くのクラスで待ちに待ったバーベキューを楽しんだ。

中2は「山の学校」の訓練もかねて丹沢の大山に登る。麓の日向薬師から歩き始めて、大山山頂を経由して蓑毛に下る、ざっと6時間弱の山行である。神奈川の山とはいえ、標高1250mの大山は「山の本番よりきつい」といわれる。だらだら続くアスファルトの登坂に森の中の急登と丸太階段…。この大山登山に参加したところで、個々の体力を見定めて本番の山を決める。

筆者はこの日、学校で留守番。職員室の眼下に広がるグラウンドからは、初夏を思わせる快晴の空のもと、ドッヂボールやサッカー、その応援の声が響く。中3・高2・高3は学校に残って球技大会(「校内大会」と呼んでいる)を楽しんでいる。

グラウンドで、相模湾を望む山頂で、川べりで… 歓声があがるひと時。

さわやかな風、5月の空。色鮮やかな木々の緑。

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