今年度から副校長になりました皆川です。このブログも、前任の白井副校長から引き継ぐこととなりました。

　さて、ブログのタイトル「ゆめみる」とは、私がこの成城学園に就職して初めて担任をした中学のクラスでつくっていたクラス通信のタイトルでした。とあるチケット雑誌を模して「隔金刊」でB４版１枚の通信を発行し続け、3年間で60号ほどを数えたと記憶しています。

　このタイトルは、私が故郷岩手で送った高校時代に知った（といっても歌った訳ではないのですが）「季節へのまなざし」という合唱曲に由来します。この合唱曲は季節をうたった４つの曲で構成され、春は「ひらく」、夏は「のびる」、秋は「みのる」がそれぞれ曲名になっています。

　そう、冬が「ゆめみる」なんですよね。冬という冷たく、内にこもる、固い季節を「ゆめみる」という言葉で表現したその想いに私は感激し、当時３年間持ち上がりだった自分の楠組のクラス通信にその思いを重ね、名前を付けました。

　中高時代とは喜怒哀楽のすべてを極限まで経験するような、激動の６年間だと思います。でもそのすべてが、来るべき自身の人生の開花を前にした「ゆめみる」時期なのではないかと。そんな彼らへの私の想いやまなざしを、不定期ではありますがブログとしてご紹介したいと思っています。テーマも何も決めていませんが、思いつくままエッセイ風に記す中で、成城学園を受験しようとされている方へは学園の紹介を、卒業生の方には懐かしのひと時を、ご提供できればと思っています。

　どうぞよろしくお願いいたします。