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  • 2022.06.03

    【副校長ブログ26】大山登山

 みなさま、こんにちは。中間試験が終わり、1学期も後半に入りました。日中の気温は25度を超え、初夏の陽気です。外にいると風が心地よいのですが、日差しがかなり厳しいです。夏に向かって少しずつ季節が進んでいることを実感します。
 さて、前回のブログでは中2の大山登山について触れました。今回はその続きです。
 フレンドシップデーの1週間ほど前から週間天気予報とにらめっこをしていましたが、正直なところかなり不安がありました。ゴールデンウィーク明けから曇りに雨マークが連日ついている状況でした。しかし、運も味方したのか、前日夕方に学校を出発する頃には曇間から日が少し差し始め、翌日の天気予報からは雨が消えていました。
 当日朝は曇りで空気もひんやりとしていましたが、宿泊先を8時過ぎに出ると徐々に天気が回復し、出発地点の日向薬師バス停に到着する頃には晴天になりました。ここから車道を30分ほど歩いてからいよいよ登山道に入ります。ひたすら傾斜のきつい山道を登り、途中のお地蔵さまで小休止。水分と糖分をしっかり取ります。そこから尾根筋をしばらく歩くと見晴らし台に到着。ここには阿夫利神社の中社から歩いても登れますが、中2の大山遠足では緊急時にのみこのルートを使い、普段はこどもたちの体力や様子を見るためにあえて麓からのルートを歩きます。見晴らし台から大山山頂までは約1時間半のきつい上りが連続します。ところどころ相模湾や遠くは江の島まで見通すことのできる場所もあり、爽快な気持ちになります。みんなで励まし合いながら、3時間ほどかけてようやく山頂に到着。みんなでおにぎりをほおばり、ここからの急な下りに備えます。
 この日は晴れてはいましたがそれほど暑くならず、湿度も低く快適でした。山頂から約1時間でヤビツ峠に到着。ここで点呼を受け、さらに植林された杉の間を縫うように下り終点の蓑毛を目指します。今回は途中でリタイアする生徒が非常に少なく、ほぼ全員がゴールすることができました。快挙です。

 ゴールデンウィーク中に中2の学年団の先生方と下見に出かけた時、山頂への途中には桜の花が咲いていました。標高1000メートルを超える大山は、里に比べると1か月以上季節が遅いのかもしれません。山の斜面に生えている植物は懸命に花を咲かせています。

 おもしろい形をした植物もあります。マムシグサの仲間でしょうか。よく見ると、あちらこちらに生えています。

 自然豊かな大山で足慣らしをした生徒たち。7月下旬にはいよいよ北アルプス登山に挑戦です。

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