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  • 2022.03.01

    【副校長ブログ23】春はもうそこまで

 もう2月も終わり、2022年が始まって2か月が経ちました。年末に抱いていた、来年こそ穏やかな年を迎えられそうだという淡い期待は見事に裏切られてしまいました。クラスターの発生などはないものの、本校でも以前とは比較にならないほど難しい対処を迫られています。生徒の健康観察に始まり、生徒・保護者との連絡、そして授業と、忙しい毎日が続きます。このような状況の下、同僚教職員の真摯で丁寧な対応には本当に頭が下がります。また、保護者のみなさまから温かいお言葉をいただくこともあり、本当に感謝しております。
 3学期は1年の締めくくりであり、次の学年へのステップとなる大事な時期です。同時に新入生の迎え入れ準備の時期でもあります。幸い1月の中学帰国生入試に始まり、2月の高校一般入試まで、入試業務をすべて無事に終えることができました。この後、年度末にかけて期末試験、卒業式、新入生登校日などが予定されており、気を抜けない毎日が続きます。生徒・保護者・教職員の健康や安全に十分配慮しながら、落ち着いて対応することを心がけてまいります。

 先日、担任をした卒業生から連絡がありました。彼は航空会社に勤務する社会人1年生で、高校卒業後にパイロットへの道を選びました。これまでブログでも何回か取り上げましたが、この代は活発で個性的な生徒が多い、ユニークな集団でした。昨年度、就職活動の最中にコロナ禍となり、私たち元担任団も不安に感じていましたが、順調に就職先が決まったようです。就職にせよ、進学にせよ、自分の道を堂々と進む若者の姿に頼もしさを感じます。彼もパイロットとして、いよいよ社内訓練が始まるとのこと、文字通り飛躍の年となることを祈っています。

 この冬は何となく、いつもの年よりも寒く感じます。自宅近くの川べりに1本のロウバイがあるのですが、この時期になってもまだ花が咲いています。この木は1月の寒さが厳しいころに満開となることが多い印象がありますが、今年は咲き始めが本当に遅かったです。夜、暗い中を家路につく途中、ほんの一瞬ですがロウバイの香りに癒されます。
 中高の敷地内にある梅もようやく開花しましたが、まだ5分咲きくらいでしょうか。硬い蕾のままの木もあります。

 ここ数日、日中は上着がいらないくらいの陽気です。100年の森にも暖かな日が差し込むようになり、

 ナナホシテントウが冬眠から覚め、動き回っています。

 いよいよ期末試験が始まります。生徒のみなさん、健康に十分注意して、自分の力をテストでしっかりと発揮してください。

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