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  • 2020.12.17

    【副校長ブログ12】もうすぐ冬至

 こんにちは。今年もあと2週間余りとなりました。先週は無事に期末試験を終えることができ、現在学期末の生徒・保護者面談が行われています。これまで当たり前だと思っていた学校の「日常」が少しずつ戻りつつあります。
 振り返りますと本当に異例な一年でした。2月に出された突然の全国一斉休校要請により学校現場は混乱しました。成城学園でも3学期の期末試験を中止せざるを得ず、学年末の大切な面談や卒業式などの式典も満足に行うことができませんでした。4月に新学期が始まってからも学校再開の見込みが立たず、その後の緊急事態宣言の発令を受けて休校措置を5月末まで延長しました。
 宣言解除を受け、6月からの学校再開を決定しましたが、生徒の健康・安全を最優先に考えながらどのように学校運営を進めることができるのか、手探りの毎日でした。さまざまな登校・授業形態を試行しながら授業時間を確保し、何とか1学期の期末試験を実施、8月になってようやく終業を迎えました。3週間という夏休みの短さもさることながら、学校行事の中止や部活動の制限など、生徒にとっては非常に制約の多い夏休みとなりました。
 今学期は十分な対策の実施を前提に、通常の学校生活に近づけることを目標として対処してきました。そして50分×6時間授業・週6日制に戻し、飛翔祭・文化祭という大きな学校行事を開催し、授業時間をしっかり確保した上で2回の定期テストも予定通り実施することができました。
 現時点の社会状況を考えると、今後も警戒の手を緩めることはできません。来学期はさらに慎重に対処してまいります。

 さて、仙川沿いの桜はすっかり葉を落としてしまい、中高の職員室からは川向うにある幼稚園と初等学校の白い建物がよく見えます。今朝は特に冷え込みました。100年の森の地面を見ると、霜柱がザクザク立ち上がって、緑の葉にも霜が降りていました。

この時期、寒さの中で咲く花の種類は少ないですが、キャンパスのあちらこちらでは、

 色あざやかなツワブキの花を見ることができます。葉に光沢(つや)があることからこの名で呼ばれるようになったとのこと。

 また、中高体育館の脇にはこのようなものも。

 ナンテンの鮮やかな色は冬の訪れを教えてくれます。

 来週は冬至です。これからが寒さの本番となりますが、みなさまくれぐれもご自愛下さい。

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