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  • 2020.08.07

    【副校長ブログ4】やっと夏休み

 期末試験終了後、6日から成績交付・面談が始まりました。6月の学校再開から2か月余り経ちました。この間、むずかしい対応を迫られる日が続きましたが、何とか1学期の終わりを迎えることができ、教職員一同ほっとしております。例年よりも短く、何かと制約の多い夏休みとなりますが、心身の健康を第一に、こどもたちにはのんびりと時間を過ごしてもらいたいと思っています。
 さて、前回に引き続き、中高エリアにある樹木がテーマです。これはそのうちの1本なのですが、太い幹に小さな植物が写っている場所の少し上に何かが見えます。
 ここでクイズです。これは何の虫で、どんな種類の木でしょうか。

 答はメスのカブトムシで、クヌギの太い幹を回るように少しずつ登っているところです。このあたりには数本のクヌギが生えていますが、どれも新校舎建築工事と南棟改装工事を生き延びた貴重な存在です。この日は一目でカブトムシがいることに気づき、慌ててスマホを取り出して撮影することができました。
 また先月のことですが、休み時間に中学生の男子生徒が数人、この木の根元に集まって何やら話をしています。ここで何かを見つけたようで、そのうちの1人が手を挟まれないよう器用に胴の部分を持ち、仲間にクワガタムシ(たぶんノコギリクワガタ)を見せていました。私が、この木はクヌギだからよくクワガタが見つかるよ、と声をかけると、みな目を輝かせわくわくしている様子でした。一歩校舎を出ると、昔と変わらぬ穏やかな時間が過ぎていく、そんな成城学園の日常のひとこまです。

このようなご時世だからこそ、こどもたちにはいつまでもピュアな心を持ち続けてほしいと願っています。暑い日が続きますが、みなさまもよい夏をお過ごし下さい。 

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