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  • 2020.07.08

    副校長ブログ3 6コマ授業へ

 こんにちは。6月の学校再開から1か月が経ちました。この間、感染予防対策と生徒の健康管理を徹底しながら、徐々に分散登校から一斉登校へと移行してまいりました。先週は部活動など課外活動が再開されました。生徒たちはルールを守りながら静粛に昼食を取り、その後ミーティングや軽い運動をして2時間ほどを過ごしました。今週からは時差登校・短縮授業を継続しつつ1日6コマの授業になり、少しずつ通常の学校生活に近づいてきています。まだまだ予断を許さない状況が続いていますが、無事に1学期末を迎えられるよう、これからも最大限の注意を払ってまいります。


 さて、中高一貫校舎の大階段左手に、樹高が20メートルはあろうかというアカマツがそびえ立っています。赤茶色の太い幹には「保存樹木 指定第1227号 昭和60年3月6日 世田谷区」というプレートがついています。30年以上前に保存の指定を受けていたということは、当時から立派な樹木だったのでしょう。ここは以前、高等学校の「昼礼場」と呼ばれる広場で、周囲にクヌギが生い茂り、また古い木造の校舎や剣道場があるなど雰囲気のある場所でした。全校集会以外にも、文化祭の特設舞台や模擬店・餅つきの会場としても使われました。今ではすっかり景色が変わってしまいましたが、この木だけは当時の面影を残す貴重な存在です。下から見上げるアカマツの姿も見事ですが、東西の校舎を繋いでいるブリッジからは立派な梢を間近に見ることができます。実はこのブリッジ、卒業アルバム用写真の撮影スポットでもあります。柔らかなアカマツの緑を背景に、毎年ここで中3・高3生徒の写真撮影が行われています。
 校内ではこの他にもクヌギ、コナラ、ケヤキ、イチョウなどの樹木を見ることができます。現在は来校をご遠慮いただいておりますが、学校訪問再開の折に、武蔵野の面影を探してみてはいかがでしょうか。

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