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2017.12.19
12月16日(土)、2017年度のイグ・ノーベル賞を受賞した上村佳孝氏による受賞記念講演会を、中学校高等学校001教室で開催しました。上村氏は幼稚園から高等学校まで成城学園で学んだ卒業生。当日は当時の恩師や上村氏の同級生を中心に100名以上の方が集まり、熱心に耳を傾けていました。
イグ・ノーベル賞とは、「ノーベル賞」のパロディーで「笑わせて、そして考えさせる」研究に贈られる賞で、2017年9月にハーバード大学で行われた授賞式で上村氏を含むグループが行った研究「雌雄の役割が入れ替わった昆虫(トリカヘチャタテ)の研究」が受賞。今回の講演会は祝賀会を兼ねた母校での受賞記念講演会として開催されました。
幼少の頃から、大学受験、研究者としてのマレーシア留学、そして今回受賞した研究に至るまで、どのように昆虫に興味を持ち、研究者としての道を歩んできたかをユーモアを交えながら楽しく話していただきました。中学時代は生物部、高校時代は科学部に所属した上村氏に、高校1年の担任だった植松敦先生が薦めた『昆虫の生活史と進化』(正木進三著)をとても興味深く読んだという懐かしいエピソードも語られました。
質疑応答も大変盛り上がり、最後は大きな拍手が送られました。