中学校では、今年初めての試みとして、中学3年生を対象としたオーストラリア・クイーンズランドでの研修旅行を実施し、希望者59名が参加しました。3月22日から4月2日にかけて、3グループが3カ所に分かれ、現地での学校生活とホームステイを体験してきました。6月12日（月）に各グループの代表生徒4名と引率教員1名が戸部学園長のもとを訪れ、研修旅行の報告を行いました。
　日本とオーストラリアの文化の違いを調べるため、事前にいくつかの課題が設けられていたと話す生徒たち。「学校で使う筆記用具について」「学校で好きな場所について」「恋愛観について」など、同じ質問を日本とオーストラリアで生徒たちに質問し、回答をまとめてその違いを帰国後に発表したといいます。「現地の生徒はシャープペンをあまり使わないでペンやタブレットで学習している」「恋愛に関してはオーストラリア人のほうが男子が積極的」など、実際に話を聞いて発見があったと語りました。自然や野生動物とのふれあいや、広々した土地や建物にも異文化を感じたとの感想もありました。研修旅行を経験して変わったことは、との質問に「英語に対する価値観が変わった。うまく英語が話せるか心配だったけど、伝えようとする気持ちに寄り添ってくれた」という回答があり「言いたいことがあることが大切」という学園長の言葉に参加者が大きくうなずく場面がありました。
　経験したことを楽しそうに話してくれた生徒たちに「短い留学体験だったかもしれないけど、今回の留学を成し遂げた気持ち、高揚感を忘れずに、また次に何かに挑戦してくれたらうれしい」と戸部学園長から激励の言葉が送られました。