プログラミングの世界を体験 —中高生サイエンス教室—

学校生活

プログラミングの世界を体験 —中高生サイエンス教室—

 6月9日(金)、中学校高等学校で「サイエンス教室」を開催しました。「サイエンス教室」は、専門の研究者による講義を拝聴したり、実験を観察したりしながら少し高度なサイエンスを学び、その体験を通じて中高生に理系の興味を喚起することを目的として年2~3回実施しています。今回のテーマは「PCでのPROGRAMMING」。中高校舎のカフェテリアを会場に、テーマに興味のある中高生と先生約10名が参加しました。今回のサイエンス教室は、PCエンジニアで現在マイクロテクニカ運営執行代表を務める吉田靖幸氏を講師にお招きし、プログラミングについて教えていただきました。
 吉田さんは幼稚園から大学まで成城学園で過ごした卒業生。子供時代、中高生時代、大学生時代をどのように過ごし、どのようにしてエンジニアの道へ進んだのかをお話しいただきました。続いてさっそくプログラミングについての講義へ。PCのプログラミング言語は200種類以上もあるとのこと。その中でも現在は、シンプルなコードで記述でき、汎用性の高いPythonが世界で需要の高い言語として使用されているとの説明があり、さっそくプログラミングを使った実習に移りました。今回は今日からプログラミングを始めたい人でも分かりやすいようにプログラミングの基礎からスタートする初心者向けの実習を行っていただき、一人一台のPCを使ってコードを入力してプログラミングの作成をしました。最初は指定されたコードを入力してプログラムを実行し、結果を確認しました。続いてユーザーからの入力を受けてその結果を表示するプログラムを作成し、最後に年齢計算をするアプリを各自で作成してみました。2時間限定という制約の中、アプリとしてアップする前までの作業、アップする為に必要なエラー対策方法の伝授と、基礎知識として十分な講義・作業を行えました。
 大学まで文系の分野を学び、エンジニアへの道へ進んだ先輩の話は、自分たちのこれからのキャリアを考える上で広い選択肢があることを気づかせてくれるもなったのではないでしょうか。今回のサイエンス教室が、生徒たちにとって理系に囚われないプログラミング、エンジニアの世界への興味や関心を高めてくれるきっかけになることを願っています。

吉田さんが予め準備してくれたプログラム例を入力して実際にプログラミングの作業をしてみます

  • コードを入力し、プログラム実行を繰り返します
    コードを入力し、プログラム実行を繰り返します

  • 一人一人の作業を確認しながら丁寧に進めてくれました
    一人一人の作業を確認しながら丁寧に進めてくれました

活動報告一覧