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  • 2024.04.19

    副校長ブログ「ゆめみる」第21号 『全国大会初勝利』

「初出場の成城学園、自由奔放なパス&ランニングラグビーで全国を驚かせる。」Jスポーツのネットニュースに見出しが躍った。

この3月23日から埼玉県熊谷ラグビー場で開催された第25回全国高校選抜ラグビー大会、成城学園高校ラグビー部は、これまでの3度の花園予選での決勝進出などの実績を買われ、大会実行委員会の推薦を得て、全国大会への切符を手に入れた。

筆者が知っているラグビーといえば、「スクールウォーズ」と、「プロジェクトX」での「ツッパリ生徒と泣き虫先生」の回での印象ぐらいだったろうか。まったくの素人だが、2019年のワールドカップ日本大会での日本代表チームの激闘には、思わずテレビを食い入るように見、何度も叫び声をあげていた。あの飾らない泥臭さ、大地を揺るがす力強さ、そして胸のすくような快走とトライ、それらの瞬間が、たまらない。

成城学園高校はスポーツ推薦を行っていない。さらに、高校入試を経て入学する60名ほどの生徒の大半は女子。つまり、初等学校と中学校からの、たたき上げの選手のみで構成されたチームである。そんなチームが、花園予選で3度決勝戦を戦い、今回の全国大会でも初戦は69対14で敗退したものの(初戦で当たった島根代表の石見智翠館高校は準優勝している)、敗者同士の戦いでは愛知代表の西陵高校に64対14で勝利するという快挙を成し遂げた。

成城学園の校風というと、そのイメージからか「華やかな印象」を持つ方が多い。だが、最近はこのラグビー部の活躍が示すように、「がっつり体育会系」のイメージも定着しつつあるように思う。部活動の種類も多く、中高ともに都大会や関東大会の常連も多い。

4月、また新しい年度が始まった。今年もまた多くの方に成城学園中高に興味を持っていただけたら、と思う。学校説明会での生徒のプレゼンの見事さや、飛翔祭や文化祭の華やかさだけではなく、このラグビー部のような、たたき上げの素晴らしいラガーマンたちがこの学校にはいることを是非知っていただきたい。

※2024年度の副校長ブログ、本日より始めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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