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  • 2023.11.10

    副校長ブログ「ゆめみる」第13号 『コロナ前の文化祭』

11月2日と3日、成城学園文化祭が行われた。今年は2019年度の文化祭以来、4年ぶりの全く制限のない文化祭。幼稚園から大学までが参加し、学園城下町としての成城に賑やかさがもどった2日間となった。

初日のエントランス広場
初日のエントランス広場

84。この数字を皆さんは何と思われるだろう。
これは、中高だけで、この2日間に実施された企画の総数である。

各HRで行う企画、それが42。今回、在校生の中で一番人気のあった企画は中3桧組の「サイプレスコースター」という、ジェットコースターを模したアトラクション企画だった。

桧組サイプレスコースター
桧組サイプレスコースター

ではあとの42の企画は何なのか。
ダンス部やチアダンス部、バトン部、吹奏楽部やギター部、合唱部の公演企画。文化祭実行委員会の企画局が実施する中夜祭(生徒による歌やダンス)、HSJ(バンド演奏)、成城タレントショー。文化部展示である「美術展」「写真展」「墨香展」に科学部が行う実験体験。さらには教員個人の企画による美術作品展、授業の成果を発表する授業展に、海の学校や山の学校、ブリティッシュヒルズ研修などの夏の行事展示。さらには課外教室「コーヒー豆で世界とつながる」を選択した生徒たちによるフェアトレードでインドネシア・バリ島から仕入れたコーヒーの試飲と即売会というものもあった。売り上げは現地への寄付にもなるという。

コーヒー豆で世界とつながる
コーヒー豆で世界とつながる

祭とは、自身を日常のストレスから解放するという側面がある一方で、学校が行う文化祭となると来場者を招いてもてなすという目的もある。教員の中には、もう少し「文化」の名に恥じぬものを…とおっしゃる方も少なくないが、こうして企画の全体を俯瞰すると、なかなかたいしたもんだ!と思う筆者がいる。

来場された皆さんが、この文化祭を通して、成城学園中高という世界をどうご覧になったか。それはもちろん人それぞれだろうが、この学校の持つエネルギーは、しっかり感じていただけたのではないだろうか。

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