初等学校だより

初等学校だより

 11月2日(日)に第225回劇の会が行われ、4年桧組、5年桂組、6年桜組の劇が上演されました。上演した劇のタイトルは以下の通りです。

 4年桧組 「ムササビ子ども組」
 5年桂組 「ゾンビの館」
 6年桜組 「きっと いつまでも 2025 ~イチョウの木の下で~」

4年桧組 「ムササビ子ども組」

 昔、ある村に「ムササビ子ども組」という元気な子どもたちが暮らす村がありました。中でもムササビ子ども組の遊太くんは、友だちのお家の人が一緒に遊ぶのを良く思わないほど、やんちゃな男の子。そんな遊太くん率いるムササビ子ども組のいる村に、ある日各地で悪さをしてきた「つむじ風どろぼう組」がやってきました。大人たちを騙して、盗みに忍び込みやすい家を特定していくつむじ風どろぼう組。その悪だくみを知り、ムササビ子ども組が取った対抗手段とは!?知恵と勇気で村の危機を救う、子どもたちの活躍劇です。みんなそれぞれの役になりきり、劇の会の舞台で初々しくも、のびのびとした表現を披露してくれました。

5年桂組 「ゾンビの館」

 桂組に転入してきた月野ひかりが、初めて初等学校に登校する日。ひかりは、なぜか自分の名前を知っている男の子とすれ違います。教室に着くと、桂組の児童たちは文化祭で行うきもだめし「ゾンビの館」の準備の真っ最中。すると、ハカセのパソコンに一通の指令が送られてきます。音楽室から鳴り響くリコーダーの音、保健室の鏡に映る不思議な姿……。そして最後に、再びひかりの前に現れたあの男の子。彼はひかりに“あるもの”を託して去っていきます。物語は次々と展開し、観客を桂組の世界へとぐんぐん引き込んでいきました。普段の桂組の様子が垣間見えるような、自然で生き生きとした魅力あふれる演技でした。

6年桜組 「きっと いつまでも 2025 ~イチョウの木の下で~」

 入学式にあることをきっかけに仲良くなったピー子、メガネ、アフロの初等学校生活を描いた物語。3人はイチョウの木に秘密基地を作り、毎週集まって遊んでいました。高学年になるにつれ、3人はそれぞれ興味があることや自分たちの夢に時間を割くようになり、「毎週秘密基地で集まろう」という約束が徐々に守れなくなっていきました。ある日、決定的な出来事から3人は1年以上も口を利かない日々が続きました。そして迎えた卒業式の日。3人はどんなやりとりをするのでしょうか。イチョウのおじさんや四季の風が優しく見守る中、子どもたちの心の変化や成長が感じられる初等学校の6年間を描いた作品です。きっとたくさんの時間を準備に充ててきたであろう、練習の成果がつまった大作に仕上がりました。

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