初等学校だより

初等学校だより

  • 前の記事
  • 2025.02.15

    仲間とともに挑戦し、学び、支え合いながら過ごした4日間 —スキー学校—

  • 次の記事

 2月4日(火)から7日(金)までの3泊4日で、4年生から6年生が学年で分かれてスキー学校へ出かけました。
 スキー学校の歴史は、今から90年以上前の1928年にまで遡ります。希望者10名が妙高高原へ出かけたのがその始まりです。その後、「アルペンスキーの父」として知られるオーストリアのハンネス・シュナイダー氏を招聘するなど、成城学園はスキー教育に力を入れてきました。
 子どもたちは、雄大な自然のもと、親元を離れ、友達・コーチ・先生とともに生活しながら、日常の学校生活では味わえないかけがえのない体験をし、多くのことを学んできました。現地からのレポートをまとめて掲載します。

6年生 長野県志賀高原
5年生 長野県志賀高原
4年生 長野県斑尾高原

6年生 —長野県志賀高原—

◆1日目
いよいよ、初等学校生活最後の宿泊行事「スキー学校」が始まりました!
1日目の今日は、まずは足慣らし。ホテル前のコースで、クラスごとに練習しました。雪が舞う中でしたが、みんな元気いっぱいに滑り出し、少しずつ感覚をつかんでいきました。
明日からは本格的なレッスンが始まります。今夜は十分に食事をとり、開校式&コーチと楽しいミーティングをして、しっかり休んで備えます。

◆2日目
スキー学校2日目。本日も雪が降り続き、とても寒い1日となりましたが、子どもたちは寒さに負けず、元気いっぱい!ふかふかのゲレンデで、本格的なスキーレッスンがスタートしました。
レッスン前には、クラスごとに記念写真を撮影しました。卒業まであとわずか、またひとつ大切な思い出となりました。
レッスンでは、ゴンドラやリフトに乗りながら、さまざまなコースにチャレンジしました。雪の感触を楽しみながら、どの子も少しずつ自信をつけていく姿が印象的でした。
夜は、コーチミーティングを実施。明日のスキー遠足で出かけるコースについて、コーチやメンバーと確認しました。あっという間に明日が最後のスキーです。最後まで全力で楽しみます!

◆3日目
スキー学校最終日。今日は待ちに待ったスキー遠足!朝から、1日通してスキーを楽しみました。
コーチや班のメンバーとともに、さまざまなコースに挑戦。ふかふかの雪の上を滑ったり、長野オリンピックで使用されたコースを滑ったりと、これまでのレッスンの成果を存分に発揮する1日となりました。どの子も自信を持って滑る姿が印象的で、スキーの楽しさを心から感じているようでした!

夜はお楽しみ会。グループごとに準備した、劇あり、クイズありで大盛り上がり!
そして最後には、なんとコーチたちからの出し物!この日のために、毎晩こっそり練習をしていたとのこと。子どもたちは大喜び!大笑いしながら、楽しいひとときを過ごしました。
スキーを存分に楽しみ、仲間とたくさんの思い出を作った3日間。明日は帰路につきますが、6年生にとって忘れられないスキー学校になったことと思います。
小学校生活最後の宿泊、またひとつ、大切な思い出が増えました!

◆4日目
楽しかったスキー学校も、ついに最終日を迎えました。
最後のコーチミーティング。これまでのレッスンを振り返りながら、コーチとともに3日間の成長を感じる時間となりました。子どもたちから、感謝の気持ちを込めてサプライズで色紙などを渡しました。思わず涙ぐむコーチの姿も…。たくさんの経験を通して築かれた絆の深さを感じる瞬間でした。
その後、閉校式が行われました。スキー学校を通じて得たものを胸に、最後までしっかりと話を聞く姿に、子どもたちの成長がうかがえました。
そして、ホテルの皆さんへの感謝の気持ちを込めて、「手のひらをかざして」を合唱。心を込めて歌いました。たくさんのスタッフの方にお越しいただきました。
こうして、充実した3泊4日のスキー学校は幕を閉じました。仲間とともに挑戦し、学び、支え合いながら過ごしたこの経験は、6年生にとって大きな財産となったことでしょう。

5年生 —長野県志賀高原—

◆1日目
5年生は、志賀高原に行きました。
初日はゲレンデでクラスごとに足慣らし。お天気の心配をしていましたが無事実施できました。待ちに待ったスキーに終始笑顔が溢れる子どもたち。「もっと滑りたい!」嬉しい言葉をたくさん聞けました。コーチのみなさん4日間よろしくお願いします!

◆2日目
今日の天候は雪。風も冷たく子どもたちの体力がもつのか心配になりましたが帰ってくると「○○ができるようになった!」「何度かこけちゃった」と活動の様子を嬉しそうに話をしてくれました。お昼は牛丼。コーチと一緒に食べるご飯は格別。笑い声が食堂に響きました。
夜は、コーチとミーティング。今日の振り返り、明日の目標を班ごとに確認をしました。昨日からまたひとつコーチとの距離が近くなって、仲が深まりました。

◆3日目
スキーができるのも今日が最後。3日目もあいにくのお天気となってしまいました。そんなことを感じさせないほど子どもたちは元気いっぱい。日に日に上達するスキーは、楽しいからこそ!真っ赤な顔をさせながら、嬉しそうに話すみんなを見て、先生、コーチも嬉しくなりました。
夜はお楽しみ会。組体操にクイズ、先生のモノマネにあるある話、劇とバラエティー溢れる出し物で盛り上がりました。最後はお世話になったコーチに向けて、歌と色紙のプレゼント。大好きなコーチに感謝の気持ちを伝えられました。

◆4日目
最終日。最後のコーチミーティングが行われ、コーチから一人一人にメッセージが送られました。コーチのメッセージを読みながら、自然と笑顔に!大好きなコーチとの最後の時間を楽しみました。そして、お世話になったホテルの方々、添乗員さんにありがとうの歌をプレゼントしました。4日間のスキー学校で体験した時間をこれからの生活に活かしていこうね。

4年生 —長野県斑尾高原—

◆1日目
4年生にとっては、初めてのスキー学校。事故渋滞や天候の不安がありながらも、無事に現地に到着しました。
午後の足慣らしでは、クラスごとに分かれて初滑り。コーチと一緒に自分たちの滑りを確認して、降りてくることができました。
開校式を終えて、さぁ明日からはいよいよ班ごとに分かれてのレッスン。コーチの話をよく聞いて、技術の上達を目指します。
「3泊4日お世話になる東部トップツアーのみなさん、ホテルの支配人さん、運転手さんにガイドさん、先生方。宿泊を通して学ぶ私たちのことを、暖かく見守ってください!」

◆2日目
今日から本格的にスキーレッスンがスタートしました。雪は降っていましたが、ゲレンデのコンディションは抜群でした。東京では、中々見ることのできない雪に、やや興奮気味の子どもたちでした。
午前、午後レッスンは2回行いました。コーチたちのアドバイスに耳を傾けて、何回も転び、そして、立ち上がってまた滑り始める子どもたち。そんな姿を見てコーチたちも、「すごい上手になったね。後ろを見てごらん。ここを滑ってきたんだよ。」と、たくさん褒めてくれました。どの班も、午後には、リフトに乗って滑ることができました。
スキーレッスン後、温かいロビーに戻ってきた子が、「疲れたけれど、すごい楽しかった!」と、充実したレッスンを物語る笑顔で話してくれました。
夜は、1日を振り返るクラスミーティング。明日のお楽しみ会の準備もしているようです。スキーレッスンは、明日が最終日。たくさん滑って、楽しんでくださいね。

◆3日目
朝起きると昨日より更に雪深い景色が広がっていました。スキー学校3日目。今日でスキーレッスンは最終日でした。
スキーレッスンでは、昨日より遠くのゲレンデまで行って滑って来た子、少し急な斜面にチャレンジしてきた子、一度も転ばずに下まで滑ることができた子。それぞれの成長を噛み締めながら、スキーを楽しんでおりました。「昨日より急斜面に行ったけれど、コーチに言われたことをしたら楽しく滑れた!」「初めてスキーをしたけれど、滑れるようになったから今度は家族と来るんだ!」と、スキーレッスンの合間に子どもたちが教えてくれました。
ホテルに帰ってきてから、コーチたちと別れ会。各クラス歌と色紙のプレゼントをしました。「こんなの貰ったことないから、大切にするね。」と、嬉しそうにコーチたちはしておりました。
夜は、お楽しみ会。各クラス、劇や歌、クイズなどをして盛り上がりました。最後には学びサポーターの方々からサプライズプレゼントの出し物も。みんなも「帰る場所」の歌をプレゼントしました。
明日は、最終日です。感謝の気持ちをもって最後まで過ごして欲しいと思います。

◆4日目
いよいよ、最終日の朝を迎えました。天候は今までで一番厳しく、朝から雪が吹雪いていました。
朝食を食べた後から、荷物の運び出しや、部屋の片づけを。どの部屋も、綺麗にお掃除をすることができました。4日間過ごしたお部屋とお別れをしました。
閉校式では、お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて歌のプレゼントをしました。旅行会社の方は、「何回聞いても、あの歌に心が癒されます。」とお話ししてくださいました。
昼食を途中で食べ、各々お土産を買って帰り、帰りのバスではスキー学校を振り返って最後のクラスの時間でした。子どもたちの「課題もあったけれど、楽しく4日間過ごすことができた。」「また、来年もこのメンバー全員で来たい。」「この経験を、学校生活にも活かして行きたい。」などの言葉から充実したスキー学校だったことが分かりました。4年生のみなさん、スキー学校お疲れさまでした。ゆっくり休んでくださいね。

初等学校だより一覧

page top