初等学校だより
初等学校だより
初等学校では、観劇や音楽鑑賞など本物に触れる機会を通して、鑑賞する力を養っています。10月11日(金)に初等学校講堂で、オペレッタ劇団ともしびによる『トラの恩がえし』の演劇鑑賞を行いました。プロの演劇を学校で鑑賞する貴重な機会です。午前と午後の2回公演で、午前は1~3年生、午後は4~6年生と別れて観劇しました。
物語の舞台は昔むかしの朝鮮半島の山奥、人間とトラがお互いを恐れ、憎しみ合っていた時代のお話です。母親思いの優しい木こりが登場し、ある日1匹のトラと出会います。痛みで苦しんでいたトラを木こりが助けたことがきっかけで、そこからトラの恩がえしが始まり、それにより木こりの人生は大きく変わっていきます。幸せな人生を送っていた木こりの家族の前に、死期が近づいたトラが現れ、木こりに最後にあるお願いをします。木こりとトラの間に生まれた友情の物語を約80分にわたる劇で表現しました。美しい歌声や、様々な楽器の音色で登場人物の感情や景色の変化までも伝わってくるような劇に、子どもたちは身を乗り出すように鑑賞していました。笑い声が起こる楽しい場面もたくさんあり、上演時間があっという間に過ぎていきました。
最後は韓国の大道芸でフィナーレを迎え、会場から大きな拍手が送られました。