初等学校だより
初等学校だより
7月6日(土)に第221回劇の会が行われ、4年松組、5年白樺組、6年楓組の劇が上演されました。上演した劇のタイトルは以下の通りです。
4年松組 「つながる空」
5年白樺組 「スイッチ」
6年楓組 「時間どろぼうと子どもたち」
4年松組 「つながる空」
「星空にはいろいろなロマンが詰まっている」。年に一度だけ会うことを許された織姫と彦星のつながり、友情に厚い親友とのつながりの蟹座、兄弟を思いやる双子座つながりなど、星や星座に込められた伝説を二人の星博士が熱く語ります。星空には様々な物語があることを知った子どもたち。自分たちならどんな星座を作る?という話題になり、「つながり座」という星座を思いつきました。空は世界中で繋がっている。そして大人になっても松組のみんなで集まれるといいね…そう願いながら夜空を見上げました。松組初めての劇の舞台、それぞれの役柄に思いを込めて演じているのが伝わってくるような素晴らしい舞台でした。
星への思いを熱く語る星博士の二人
村人たちに祝福されて結婚した織姫と彦星でしたが…
双子座にはお互いの思いやる兄弟の神話が込められています
流れ星に願いごとをする子どもたち
5年白樺組「スイッチ」
突然転校することになってしまったクラスの仲間、ゴロウ。白樺組の子どもたちは落ち込むゴロウを元気づけようと、願いが叶うという魔法のスイッチを使ってゴロウの願いを叶えようと奮闘します。人気者になりたい、頭が良くなりたい、ドッヂボールで活躍したい、涼しくなーれ、などゴロウの願いごとがクラスの仲間たちの協力で次々と叶えられていきます。そしていよいよお別れの時。「またみんなで会えますように」と心からの願いを込めてスイッチを押すゴロウ。ゴロウの願いは叶うのでしょうか。自然な演技と表情で、いつもの白樺組の様子が伝わってくる、そんな舞台でした。
転校することが決まって落ち込むゴロウ
魔法のスイッチを手にいれてクラスの人気者に
ドッジボールでも大活躍
願いを込めてスイッチを押すゴロウと見守る仲間たち
6年楓組「時間どろぼうと子どもたち」
「無駄な時間は貯金しておきましょう」。大人たちに「時間を預かる」契約を迫る時間銀行の銀行員たち。実は人の大切な時間を盗む時間どろぼうです。時間銀行と契約した大人たちは、切り詰めてまで時間を預けようと、時間を節約するようになりました。お父さんは通勤しないようになり、お母さんは料理をしなくなり、子どもたちにはオンラインで遊ばせて直接会う時間を省かせようとします。イライラする人が増えて、子どもたちにとってつまらない日常が続くようになり、子どもたちはみんなの時間を取り戻そうと動き出します。6年生らしい豊かな表現で、ストーリーを楽しませてくれました。「無駄に見えるものが実は大切」ということに気づかせてもらえる作品です。
友達と会って過ごす何気ない時間…
実はとても貴重な時間と気づかせてくれる作品
「無駄に過ごしている時間、貯金しませんか」と契約を促す時間銀行の銀行員たち
時間の節約のため、犬の散歩は家の中で
契約することを条件に時間銀行に潜入した子どもたち