初等学校だより

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  • 2024.06.05

    初等学校6年欅組と捜真小学校6年生が化石を使った合同授業を行いました

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 初等学校では、理科の単元に応じた内容で、学園内にある「恐竜・化石ギャラリー」の化石を教材とした学習を行っています。6年生は、“地層”の授業の中で「恐竜ガイドになろう」をテーマに自分が調べたい化石を見つけ、その化石について調べ、恐竜・化石ギャラリーでその化石を前に下級生に向けて解説するという一連の活動を通した学習を行っています。
 5月30日、捜真小学校の6年生60名が恐竜・化石ギャラリーを訪れ、初等学校の6年欅組がギャラリー内に展示された化石を解説するという交流授業を実施しました。これまで、初等学校内で異年齢の交流として行ってきた上級生による恐竜解説ですが、他校の児童の皆さんをお迎えして行う交流授業は初めての試みです。

 恐竜・化石ギャラリーの前で、欅組の児童が捜真小の皆さんをお迎えしました。ご挨拶の後、欅組の児童は自分が解説を担当する化石の前にスタンバイ。捜真小の皆さんが各化石を回り、成城学園児童による解説を聞いていただきました。解説時間はおよそ2~3分。化石の特徴、産出地などの基本情報から、その化石にまつわるクイズを出題するなど、楽しみながら恐竜や海棲爬虫類について学べる工夫が見られました。
 40分ほどギャラリーを見学していただいた後は、澤柳記念講堂に場所を移し、真鍋真先生による講演会を行いました。国立科学博物館副館長を務めておられる真鍋先生は“恐竜博士”としても知られる古生物学者、恐竜学者の先生で、恐竜・化石ギャラリーの総監修もされています。この日は、捜真小と成城学園児童のためだけに、特別に講演会を行ってくれました。講演会では、恐竜の骨盤の特徴や進化の過程など、クイズを交えながら楽しい話をお聞かせいただきました。後半は質問コーナー。「なぜ恐竜が生まれてきたの?」「恐竜の平均寿命は?」「なぜ恐竜はカラフルな色をしているの?」など児童から寄せられた質問に丁寧に答えていただきました。
 今回の交流授業では短い時間ながらも学校を越えた児童の交流を持つことができました。成城学園の児童にとっては、初めてお会いする捜真小の皆さんを前に緊張感を持って解説を行ったり、いつもと違った刺激を受けたりすることができた貴重な機会となったのではないでしょうか。恐竜の進化や絶滅の過程について学び、これからの世界がどうなるかを想像するきっかけづくりの時間となりました。

  • ギャラリーで捜真小の皆さんをお迎え
    ギャラリーで捜真小の皆さんをお迎え

  • 各児童が準備した資料を提示しながら解説をしました
    各児童が準備した資料を提示しながら解説をしました

クイズも交えながら楽しく解説

  • 真鍋先生も会場を回りながら児童の解説を聞いてくださいました
    真鍋先生も会場を回りながら児童の解説を聞いてくださいました

  • 後半は真鍋先生の講演会
    後半は真鍋先生の講演会

  • ギャラリーに展示された化石を使ったクイズにもみんなで挑戦しました一人一人の質問に熱心に耳を傾け、回答してくださいました
    ギャラリーに展示された化石を使ったクイズにもみんなで挑戦しました 一人一人の質問に熱心に耳を傾け、回答してくださいました

  • 一人一人の質問に熱心に耳を傾け、回答してくださいました
    一人一人の質問に熱心に耳を傾け、回答してくださいました

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