演じることを楽しもう！　— 3年生劇発表の会 —

2月17日（金）、3年生が劇の授業の成果を発表する「劇発表の会」が行われました。3年生にとってステージに立ち、人前で劇を披露するのは今回が初めて。保護者の皆さま、同じ学年の仲間たちが見守る中、初めての劇を上演しました。今回の劇発表の会は、野菜の「カブ」をテーマに３つのクラスがバトンを繋ぐように構成された劇を上演。演じることを楽しみ、仲間たちの演技を応援する気持ちを込めて鑑賞しました。上演した劇のタイトルは以下の通りです。

桜組「野菜グランプリ　～カブが大きくなったワケ～」
白樺組「大きなカブ【白樺編】」
葵組「大きなカブ　その後の物語」

桜組「野菜グランプリ　～カブが大きくなったワケ～」

野菜が嫌いな成城っ子が登場。「お弁当に野菜がたくさん入っていて嫌だな～」と話しています。そんな中、我こそは野菜の中で一番だ！と様々な野菜たちが集まり、野菜界のナンバーワンを決める「野菜グランプリ」を開催することに。自分たちの優れた点をアピールする野菜たち。栄養価や見た目のかわいらしさ、調理しやすさや美味しさなど、様々な魅力をアピールする野菜たちに比べて、カブはそれらを超える魅力をアピールできずにいました。いよいよ野菜のグランプリが発表され、豆腐や味噌などいろんなものに形を変えることができる大豆がグランプリに！グランプリへのご褒美である「大きくなる魔法」が、大豆の前に飛び出したカブに当たってしまい…。セリフも動きも元気に大きく表現していてとても魅力的な劇で、本人たちも楽しそうに演じているのが印象的でした。

白樺組「大きなカブ【白樺編】」

大きなカブを発見したおじいさん。どうにか引き抜こうとおばあさん、娘、孫に声をかけてみんなで引き抜こうとしましたがびくともしません。そこに通りかかった森の動物たちにも協力してもらいながらカブを掘り出そうとしますが、全く抜けません。その後、ドラえもんに恐竜、サトシとピカチュウ、侍ジャパンやダンサーとコーチ、学者、おじいさんのお友達などが次々と登場し、みんなでカブを引き抜こうと引っ張りますがやはり抜けません。これまで掛け声をかけるばかりで一向に手を貸さなかったおじいさんが試しに一人で引っ張ってみると…スポッと簡単にカブが抜けてびっくり！それぞれの役を楽しみながら演じている様子が伝わってくるようで、客席からもたびたび笑いが起こる楽しい劇でした。

葵組「大きなカブ　その後の物語」

白樺組が劇中で掘り出した大きなカブのその後のお話。カブを切ろうとしますが、なかなか切れません。そこにチェンソーマンやルフィが登場して手伝い、ようやくカブが切れると、中から「カブさま」「カブやひめ」「カブたろう」の3人が現れました。カブから発見された宝の地図を頼りにおじいさん一家は宝箱を発見します。
一方、家族では持て余してしまうほど大きすぎるカブを、友達にもふるまおうと家族がそれぞれの友人をパーティーに招待します。招待された仲間たちはパーティーで披露する出し物を準備しますが、大きなカブを狙うどろぼうが現れてカブが盗まれてしまいました。最後には宝箱をみんなで開ける一幕も。役になりきって生き生きと演じる姿が印象的で、最後まで展開の読めないストーリーで客席を引き込みました。